投資を始めたくても知識や経験はないし、投資に割く時間もない…という方は結構多いんじゃないかと思います。
買い時や売り時はいつなのか、投資するタイミングを自分自身で判断して決めることも難しいですよね。
そこでそんな人におすすめできるのが、投資を自動化して「ほったらかし」でも貯蓄できる資産運用です!
自動運用で投資ができると、忙しい会社員・サラリーマンや主婦の方でも無理なく始めることができます。
プライベート時間を好きに過ごしている裏で利益を積み重ねることが可能になるため、自動運用は投資で生活スタイルを乱したくない方にも最適ですね。
今回は、私も実際に自動運用で投資しているおすすめ資産運用をご紹介します。
【この記事の要点まとめ】
- 初心者向けおすすめ自動運用は3つ
- ほったらかし投資で手間もかからない
- 少額かつ知識がなくても始められる
投資の自動化・自動運用とは?
自動運用とは、自分は基本的に何もすることなく運用を丸投げできる投資手法になります。
投資のプロが運用するサービスもあれば、人工知能を活用して運用するサービスもありますね。
今まで投資はハードルが高いと敬遠されがちでしたが、自動運用で投資ができるようになった今、経験や知識はほとんど不要になりました。
また、投資を自動化できる資産運用サービスの多くは、まとまったお金は必要なく「少額投資」ができることも特徴の1つ。
初心者でも安心して始められる環境が整っています。
投資に興味がありつつも忙しくて始められなかった方にとっては、ほったらかしでも投資ができる自動運用は非常におすすめですね。
投資を自動化してまで運用する目的は?
自動運用してまで投資をする目的としては、個人的に早いうちから「老後資産の貯蓄」が必要であることです。
つまり、将来ゆとりある生活を過ごすために投資が必要ということですね。
金融庁も老後は年金以外に2,000万円の資金を用意する必要があると公表しています。
ですが、より安心して老後生活を送るためには、4,000万円以上を貯蓄するべきだと感じています。
前提として公的年金が将来しっかり受け取れるかも怪しいですし、自衛するという意味でも個人で貯蓄しておくことは重要と言えます。
投資に対する需要も年々高まってきているため、20代・30代のうちから資産運用を始めることが望ましいですね。
自動運用で資産運用を始める前に知っておくべき注意点
自動運用でほったらかし投資ができることは魅力的ですが、始める前に以下の点には注意しておきましょう。
- 元本割れリスクがある
- 運用手数料がかかるサービスもある
それぞれ簡単に解説していきます。
元本割れリスクがある
投資を始める上で必ず理解しておくべきは、元本割れする可能性もあることです。
自動運用は投資を自動化できるとはいえ、運用成績次第では資産が目減りすることも当然あります。
なので、投資は生活面に影響が出ない「余剰資金」の範囲で始めることが鉄則ですね。
運用手数料がかかるサービスもある
自動運用サービスでは、ほったらかし投資ができるよう運用・管理を一任することができます。
ですが、その代わりに手数料がかかる場合もあります。
本来なら投資にかかる時間をお金で買うようなイメージですね。
手数料に関しては、利用する自動運用サービスの内容をよくチェックしておきましょう。
【初心者向け】投資を自動化できるおすすめ資産運用3選
自動運用で投資ができる資産運用サービスはいくつかあります。
その中でも特にローリスクで初心者向きなサービスは以下の3つになります。
- ロボアドバイザー
- つみたてNISA
- ソーシャルレンディング
この3つのサービスは私も実際に利用中ですが、とにかく投資に手間がかからないのでどれもおすすめできますよ。
投資初心者の方はまず、自動運用を始めやすいロボアドバイザーから挑戦していくのがいいですね。
ここからは自動運用できるおすすめ資産運用をそれぞれご紹介するので、気になったサービスはチェックされてみて下さい。
自動運用【投資リスク低】ロボアドバイザー
ロボアドバイザーとは、資産運用アルゴリズムによって最適な投資を自動的に行うことができるサービスです。
ロボアドバイザーには「投資一任型」と「アドバイス型」があり、投資一任型なら買い付け・リバランスなどをすべて自動化することが可能。
簡単な質問に答えるだけで、個々に合わせた運用プランも提案してくれます。
投資家がやることと言えば、最初にお金を入金して毎月積み立てするかどうかの設定を行うくらいですね。
そのあとはほったらかしでロボアドバイザーが運用するのを見守るだけ。
投資のステップアップとしても、ロボアドバイザーから始めていくのがおすすめですよ!
おすすめロボアドバイザー①:ウェルスナビ
ウェルスナビは、ロボアドバイザー業界を牽引する最も人気のあるサービスです。
6~7つの海外上場ETFを通じて、世界約50ヵ国11,000銘柄に分散投資することができます。
資産運用の王道「長期」「積立」「分散」を手動でするには手間がかかりますが、ウェルスナビならすべて自動でできることが魅力ですね。
また、手数料は預かり資産の1%(現金部分を除く、年率・税別)で、その他のサービスはすべて無料とシンプルな手数料設定になっています。
運用を長く続けると「長期割」が適用され、最大0.90%(年率)まで引き下げることもできます。
ウェルスナビの自動運用は10万円から始めることができ、スマホひとつあれば世界水準の資産運用が手軽に行えるのでおすすめですよ。
おすすめロボアドバイザー②:THEO(テオ)
THEO(テオ)は、ウェルスナビに次ぐ人気を誇るロボアドバイザーです。
こちらは最大30種類以上のETFから構成され、バリエーションは世界86の国・地域にわたって11,000銘柄以上を投資対象としています。
THEOはウェルスナビよりさらに広範囲の「地理的分散投資」を行うことが可能です。
また、手数料に関しては基本的に1%(年率・税別)ですが、利用状況に応じて0.65%(年率・税別)まで引き下げることができます。
THEOの手数料は業界最低水準(2019年4月1日時点)なので、運用に関わるコストを最小限に抑えられますね。
最低1万円から自動運用を始められるため、少額投資をしたい方にもおすすめです。
自動運用【投資リスク低】つみたてNISA
つみたてNISAとは、長期・積立・分散投資を支援する目的で開始された少額投資非課税制度です。
年間40万円までの非課税投資枠があり、最長20年間にわたって運用で得た利益は非課税にできることが最大の魅力ですね。
つみたてNISAでは、金融庁が規定した厳しい条件をクリアした投資信託のみを扱っています。
投資家から集めたお金を1つにまとめ、運用のプロが株式や債券などに投資・運用し、得られた利益を投資家に還元する金融商品(ファンド)です。
投資信託は「信託報酬」という手数料がかかりますが、つみたてNISAの対象商品は低コストのものが中心となっています。
つみたてNISAは商品を決めて積立設定を行うだけで、あとは毎月自動的に積み立てることができるので手間をかけず自動運用できますよ。
ロボアドバイザーに慣れてきた人は次の段階としておすすめです。
おすすめ金融機関:楽天証券
つみたてNISAは銀行や証券会社などの金融機関で専用口座を開設することになりますが、1人1口座までなのでどこで開設するか迷う方も多いです。
なお、つみたてNISA口座の金融機関変更は「年単位」で行うことが可能です。
そこで個人的におすすめしたい金融機関が楽天証券になります。
楽天証券では、日ごろから利用している楽天スーパーポイントを投資信託の購入に使うことができ、つみたてNISAの積立時にも使用することが可能。
また、「楽天カードクレジット決済」で積立代金を自動引き落としすることで、毎月決済額に応じて1%ポイント還元を受けられます。
これはかなりお得なサービスなので、つみたてNISAをこれから始めるなら楽天証券がおすすめですよ。
自動運用【投資リスク中】ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングとは、貸し手と借り手をマッチングさせるサービスです。
企業側はスムーズに資金調達を行うことができ、投資家は融資することで分配金を得ることができます。
ソーシャルレンディングは一度投資したあとは、満期になるまでただ待つだけになるので、ほったらかしで運用することができます。
満期を迎えるまでの一定期間は「資金拘束」されますが、特に何もすることなく利益を積み上げることが可能なので、誰でも手軽に始められる特徴がありますね。
もちろん融資先企業が問題なく返済を完了すれば、投資元本もすべて戻ってきますよ。
ソーシャルレンディングは予定利回りがあらかじめ決まっている投資ですから、投資先と投資額が同じなら人によって利益に差が出ることもありません。
担保・保証等が設定されている案件も多く、貸し倒れ(元本割れ)リスクを低減できるので比較的安心して投資できます。
おすすめソーシャルレンディング①:クラウドバンク(CrowdBank)
クラウドバンクは、2013年12月からサービスを開始しているソーシャルレンディング事業者です。
ソーシャルレンディングの自動運用では投資元本が返ってくるか不安になるところですが、クラウドバンクは「元本回収率100%」の実績があります。
サービス開始以降、元本割れになったことは一度もないということですね。
また、クラウドバンクは融資先から回収できなかった場合でも、「融資額を上回る担保等」が全件に設定されているため、高い回収率が見込める仕組みになっています。
募集されている案件も豊富にあり、運用期間が短期のものも多いので投資しやすいことも魅力の1つ。
最低1万円から少額投資することができますよ。
おすすめソーシャルレンディング②:Funds(ファンズ)
Funds(ファンズ)とは、2019年1月にサービスを開始したまだ新参のソーシャルレンディング事業者です。
投資家からの注目度も非常に高く、全てのファンドの貸付先を公開して案件の透明性も高いことが大きなメリットです。
投資先の情報がわかると、投資家側としては安心して利用できますよね。
また、Fundsは「1円単位」から少額投資できることも特徴の1つです。
投資に不慣れな方でもお試し感覚で利用できるのは嬉しいところ。
まずはソーシャルレンディング入門として始めるには最適ですよ。
現金リスクゼロで運用するなら「ポイント投資」がおすすめ
自動運用で投資を始める上で現金投資をするのは不安…という方も中にはいますよね。
そんな方におすすめなのが「ポイント投資」になります。
これまでに貯めた楽天ポイントやTポイントを使って投資できるため、現金リスクゼロで運用を行うこともできます。
ポイント投資が利用できるサービスは主に以下の3つ。
- 楽天証券:楽天ポイント投資
- SBI証券:Tポイント投資
- ネオモバ:Tポイント投資
それぞれのポイント投資の特徴もわかりやすく解説しておきますね。
投資信託の楽天ポイント投資「楽天証券」
楽天証券では、楽天スーパーポイントを使って投資信託を購入することができます。
投資信託は最低100円から購入することができ、楽天ポイントは1ポイント単位で利用できます。
日ごろから貯めていた楽天ポイントを投資に活用できるのは嬉しいですね。
また、つみたてNISAでも楽天ポイントが利用できるので、積立設定しておくだけで毎月自動的にポイント積立を行うことも可能。
もちろん現金投資と楽天ポイント投資を組み合わせて運用することもできますよ。
楽天ユーザーなら迷わず楽天証券を選ぶのがおすすめですね。
投資信託のTポイント投資「SBI証券」
SBI証券では、2019年7月20日から投資信託のTポイント買い付けサービスが開始されています。
楽天証券と同様に100円から投資信託を購入することができます。
Tポイント投資ができるだけでなく、取引に応じてTポイントを貯めることも可能。
SBI証券は投資信託のラインナップが業界トップクラスなので、選択肢が豊富にあることも魅力ですね。
Tユーザーで投資信託の運用を検討されているなら、SBI証券を利用するのがおすすめです。
株式のTポイント投資「ネオモバ」
ネオモバ(SBIネオモバイル証券)では、Tポイントで株式を購入することができます。
SBI証券は「投資信託」が対象ですが、ネオモバは「株式」が対象になっていますね。
通常株式投資と言えばある程度の資金が必要ですが、1株単位で購入できる「S株(単元未満株)」に対応しています。
ネオモバで取り扱いのある東証一部銘柄の中には500円以下で買い付けできる株もあり、少額から株式投資ができることも大きな特徴ですね。
コツコツTポイント投資で運用を続けて保有数が一定を超えると、株主優待の権利が得られる銘柄もあります。
少額から株式投資を始めてみたい方は、ネオモバのTポイント投資もおすすめですね。
自動運用で投資を始めていく上での心構え
ここでご紹介してきた自動運用サービスは、どれも「ほったらかし投資」で手間がかからないものになります。
ですが、ロボアドバイザー・つみたてNISA・ソーシャルレンディングは、どれも短期的に大きな利益が得られるわけではありません。
特にロボアドバイザー・つみたてNISAは長期運用による利益の積み上げを目指す投資です。
市場変化に影響を受ける投資信託を運用するため、短期的に見れば含み損を抱えることもよくあります。
自動運用ができるとはいえ、資産が目減りしてしまうと不安になって運用をやめてしまう可能性も…
上手く自動運用を続けていくためには、長期を見据えて生活に無理のない余剰資金で始めることが大切ですね。
投資信託は長期積立によって経済成長の恩恵が得られやすい
参考:国際通貨基金 IMF世界経済見通し(2019年7月)
投資信託は国内外の株式や債券などに分散投資することができ、世界経済が成長することで得られるリターンにも期待できます。
世界の経済成長は低迷を続けていますが、それでも世界全体で年3%以上の成長を遂げています。
先進国ではアメリカ、新興国だと中国・インドなどが大きく成長していますね。
こういった成長の著しい国に投資して長期的に積み立てを続けていくことで、将来的にはリターンを得られる可能性が高いと言えます。
ロボアドバイザーのウェルスナビやTHEOは海外上場ETFに自動分散投資できますし、つみたてNISAなら米国株を中心に投資することも可能です。
投資信託の自動運用は短期的な利益や損失にとらわれず、長期を視野に入れて淡々と積み立てすることがおすすめですね。
ソーシャルレンディングはリスクヘッジになる
ソーシャルレンディングは投資信託とは異なり、市場変化によって価格が変動することはありません。
融資先の企業が問題なく返済できていれば、安定的な分配金を得ることができます。
例え株価が大きく下落しても影響を受けないので、ソーシャルレンディングへの投資はリスクヘッジになりますね。
リスクを最小限に抑えたい方は、投資対象が異なる自動運用サービスを併用することも検討するのがいいかと思いますよ。
ほったらかし投資ができるおすすめ自動運用サービスまとめ
投資を自動化できるおすすめ資産運用をご紹介しましたが、会社員・サラリーマンや主婦の方でも手軽に始めることができます。
知識や経験も必要ないので、今までに投資したことがない初心者でも問題ありません。
自動運用で手間のかからない投資ができると、プライベート時間を割くこともないですし、とても便利な時代になったなと感じますね。
私自身も投資に関しては全くの素人でしたが、自動運用サービスから始めて色々と勉強することができました。
少額から気軽にスタートできますから、投資を経験する意味でもおすすめです。
本業が忙しくて投資できなかった方や、自力で投資することに不安を感じていた方は、この機会に自動運用によるほったらかし投資を始めてみて下さい!
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