2018年現在では、色々な資産運用方法が利用できるようになったので、投資初心者であっても手軽に始められるサービスはたくさんあります。
資産運用は100万円のような大金がなくても10万円から投資できるものや、100円からの少額でスタートできるものまで幅広く用意されています。
超低金利な銀行に現金を眠らせておくだけでは、預金残高が増えることもないので、20代の若いうちから資産運用を始めておくことが重要ですね。
私もそんな不安がありましたが本などを見て勉強しなくても、投資初心者向きで手間のかからない自動化サービスも利用できます。
中には資産運用を行うことで税金対策に繋がる運用方法もあり、こういった運用も取り入れることで、節税効果を得ながらリスク分散も図ることができますよ!
そこで今回は、投資初心者でも少額から手軽に始めることができる資産運用を中心に、おすすめサービスを比較してご紹介しますね。
【この記事の要点まとめ】
- 資産運用は「長期・積立・分散」が重要
- 複数運用でリスク分散を図るのがおすすめ
- 最も手軽なのは「ロボアドバイザー」
- 税金対策なら「つみたてNISA」か「iDeCo」
そもそも資産運用とは?基本をおさえておこう
資産運用とは、その言葉通りで「今ある資産を運用して育てる」ということを目的としています。
資産運用は今まで株式投資などがメインだったので、100万単位の資金が必要だったこともあり、なかなかハードルの高い投資方法でした。
それにある程度投資の勉強をしておかないと失敗する可能性もあり、投資初心者が参入できるレベルではなかったので、資産運用に意識を向ける人は少なかったですね。
実際私も「資産運用とか無理だよ…」と感じていましたから。
ですが、2018年に入ってから少額投資かつ税金対策になる「つみたてNISA」の開始。
AI(人工知能)を利用した「ロボアドバイザー」で、投資のすべてを自動化できるようになったり、資産運用がどんどん手軽になってきています。
こうして資産運用のハードルが下がってきていることもあり、投資初心者でも始める方は増加していますね。
資産運用の投資スタイル
- ハイリターンは望まずじっくり育てる
- 毎月コツコツ積立をしてリスクを分散する
- 運用益を投資に回して複利効果を上げる
- 短期ではなく長期目線でリターンを構築する
- 余剰資金内で運用を進めていく
このように資産運用の目指す方向性は、できるだけハイリスクを避けて将来的な資産をコツコツ積み上げていくことです。
資産運用の3原則として「長期」「積立」「分散」があり、これは金融庁も推奨している運用法になりますね。
- 長期:運用が長期になるほど利益が安定する
- 積立:時間的リスクの低減と複利効果がある
- 分散:複数投資で損失リスクを軽減できる
資産運用は「資産を増やす」というより「資産を育てる」という考え方なので、将来的な資産構築をイメージしています。
例えば植えた種は時間をかけて育ちながら大きな木になりますし、産まれた赤ちゃんは時間の経過と共に成長して大人になりますよね。
資産運用は今すぐに大きな利益を得るということはできませんが、じっくりお金を育成することで安定した利益を生み出すことは可能です。
目先のことばかりを考えてしまうと、大きな損失を抱えてしまうこともあるので、着実に資産を育てる運用が望ましいですね。
資産運用のリスクを最小限に抑えるコツは?
資産運用は他の投資方法と比べて比較的低リスクですが、景気が悪化してしまうと損失を抱える可能性はゼロではありません。
このリスクを最小限にするために抑えておきたいポイントは、
- 積立回数を増やして時間的リスクを分散する
- 投資先を分散させてリスク低減を図る
資産運用では「価格変動リスク」のある金融商品に投資するので、一度に大きく投資してしまうと価格が下がってしまったときに、損失額も大きくなってしまう場合があります。
価格は市場の状況によって常に上下に変動しているので、できるだけ積立回数を増やして投資することで、値上がり時も下落時もカバーすることができます。
確かに安いときに集中して投資しておくことは間違いではありません。
ただ、その価格が底値であると断言できない以上、さらに価格が下がる可能性もあるのが投資というもの。
「よし!今が買いだ!」と思って購入したのに、さらに下落してしまうということはよくある話です。
また、1つだけに的を絞って投資を行うと、仮に運用が破綻してしまった場合はすべてが損失となってしまうことも考えられます。
なので、1つだけに集中して投資を行うのではなく、複数の資産運用方法を併用してリスク分散を図ることが重要ですね。
2018年のおすすめ資産運用方法を徹底比較
ここからは投資初心者でも始めることができる資産運用方法で、少額投資が可能なおすすめ5サービスを比較しながら特徴をご紹介しますね。
おすすめ①:ほったらかし投資ができる「ロボアドバイザー」
「ロボアドバイザー」とは、AI(人工知能)を利用して金融商品の購入・管理や、資産運用そのものを自動化できるサービスです。
「投資に時間をかけたくない…」「運用はすべて任せたい…」という方も中にはいますよね。
とにかく時間は自分のために使って、投資はロボットに運用してもらうというスタイルを可能にしたのが、このロボアドバイザーサービス。
ロボアドバイザーで特に有名なのが「ウェルスナビ」で、テレビCMでも放送されたことで知っている方は多いかもしれませんね。
ウェルスナビは私も利用していて、オンライン上で口座開設後に初回入金と積立設定をするだけで、あとはロボットに任せておくだけでOKです。
資産運用が開始した後は、ほったらかしで全く手間がかかりませんし、自動的に最適な分散投資を進めてくれますよ。
初めは「ロボットに任せるなんて不安…」と感じていたんですが、実際に始めてみると思った以上に手軽で、利益も順調に上がっているのでおすすめできますね。
ウェルスナビは10万円からの投資になりますが、もっと少額からスタートしたい方は、1万円から利用できる「THEO」もおすすめですよ。
私はリスク分散のために両方とも利用していますが、資金に余裕がある方ならウェルスナビから利用するのがいいですね。
ロボアドバイザーを検討される方は、まず運用プランの無料診断から始められてみて下さい。
自分に合った運用プランをすぐにチェックすることができますよ。
おすすめ②:投資で得た利益が非課税になる「つみたてNISA」
「つみたてNISA」は、2018年1月から新たに始まった節税効果の大きい資産運用になります。
元々「一般NISA」を利用することができましたが、こちらは短期運用で大きく投資できる特徴があります。
ただ、先に紹介した「長期」「積立」「分散」の効果を最大限に発揮できるのは、ここでご紹介するつみたてNISAですね。
つみたてNISAは簡単に言うと、最長20年間にわたって投資で得た利益を非課税にできる制度です。
1年あたり40万円までという投資枠に制限がありますが、月計算なら約33,000円を積立していくことができます。
この投資枠内で得られた利益を非課税にできることが、つみたてNISAの最大のメリットと言えますね。
例えば先にご紹介したロボアドバイザーの投資だと、運用益に対して約20%の税金がかかることになります。
年間10万円の利益があったとするなら、実際に受け取れるのは8万円というイメージ。
ですが、つみたてNISAで資産運用を行うと、10万円のまま受け取ることができます。
つみたてNISAはネット証券や大手都市銀行で利用することが可能ですが、私の場合は初心者でも使いやすい「楽天証券」を使って投資しています。
楽天証券だと「100円以上1円単位」で積立することができますし、楽天スーパーポイントが貯まったり、積立投資にポイントを使えるのでおすすめですね。
私は楽天証券で毎日コツコツ投資していますが、積立注文を設定したらあとは基本放置で手間もかからないので、手軽な資産運用ができますよ。
おすすめ③:待つだけで高利回りの運用ができる「ソーシャルレンディング」
ソーシャルレンディングとは、インターネット上でお金を借りたい人と貸したい人をマッチングさせるサービスのことです。
国内ではまだ表だって注目されているわけではありませんが、1万円から手軽に投資できることに加えて、高利回りに期待できることで人気を集めています。
期待リターンは平均5~10%という感じで、利益率が高いことがソーシャルレンディングの最大の特徴と言えますね。
借り手は投資家から資金を集めることができ、貸し手は企業に融資している間は金利を受け取れるイメージです。
つまり、お互いにメリットのある資産運用サービスということですね。
最近では2018年10月に「クラウドクレジット」のテレビCMも放送されています。
クラウドクレジットは主に海外事業へ投資するサービスです。
他にも不動産投資をメインとした「LENDEX」や、幅広い案件を扱っている「クラウドバンク」などもありますよ。
ただ、ソーシャルレンディングで共通する注意点として、決められた運用期間中は融資している資金を引き出せないことです。
定期預金のような感覚だと思ってもらった方がわかりやすいかもしれません。
利用するサービスによっては拘束期間が長いところもあるので、なるべく拘束されたくないという方は、運用期間が短めなクラウドバンクがおすすめです。
ここ最近では「Funds」もかなり人気ですが、募集案件が少なくすぐに埋まってしまうので、なかなか投資することができない状況ですね…
私はクラウドバンクで少額ながら運用を行っていますが、投資家からの評判が良く高い実績も残しているので、ここから始めるのがいいかと思います。
おすすめ④:掛け金は全額所得控除になる「iDeCo(イデコ)」
「iDeCo(イデコ)」とは、老後の資金を作るための私的年金制度になります。
個人型確定拠出年金とも言われていますが、「公的年金だけでは老後が心配…」という方におすすめできる資産運用方法ですね。
年金というイメージから想像できますが、資産運用の中でも「守り」で投資していくスタイル。
とはいえ、このiDeCoは投資した掛け金が「全額所得控除」になるという、税金対策にも効果抜群なメリットがあります。
さらに運用益も非課税になるので、つみたてNISAよりも節税効果が高いんです!
毎年投資できる掛け金は職種によって違いますが、一般的な会社員や主婦の方なら月23,000円ほどが上限になりますね。
iDeCoは5,000円からでも積立可能ですよ。
こうしてみると、全額所得控除によって住民税や所得税を安くできるiDeCoは、つみたてNISAよりもおすすめできるように思えますよね。
ですが実はiDeCoで資産運用する場合は、60歳まで資金を引き出すことができないデメリットがあります。
ちなみにつみたてNISAはいつでも引き出し可能です。
なのでどうしても老後が心配だという場合か、毎年の節税効果を高めたいという場合でなければ、余力資金は他に回した方がいいかもしれません。
なお、iDeCoの資産運用を始めることを検討するなら、運営管理手数料が無料になるネット証券がおすすめです。
中でも「SBI証券」は取り扱い商品が豊富であり、低コストファンドも充実しているので運用効率も高いですね。
次いで「楽天証券」も豊富なラインナップなので、つみたてNISAと合わせて利用するなら、楽天証券もおすすめになります。
おすすめ⑤:将来的な成長率に期待できる「仮想通貨」
2017年の年末に急上昇したビットコインを知って、「仮想通貨は儲かる!」と多くの方が投資を始めたんじゃないかと思います。
「億り人」という言葉が流行ったりもしましたが、2018年に入ってから一気に暴落したことで、損失を抱えてしまった方も多いかもしれません。
仮想通貨はまだ市場規模が小さいこともあり、不安定要素が多いので市場が大きく荒れることもよくあります。
金銭的な目線で言うなら、仮想通貨は「ハイリスク・ハイリターン」な投資ですが、将来的に考えると革新的な技術なので、今後は価格が上昇する可能性が高いと言えますね。
というのもビットコインはすでに決済手段として実用化されていますし、人気なイーサリアムの技術を活用したゲームも登場しています。
リップルは海外送金などの仕組みを大きく変える可能性の高い仮想通貨だったり、今ではなくこれから価値が高まる期待感のあるものです。
仮想通貨はリスクが高めですが将来を見越して投資しておきたい方は、少額から始めてみることも検討されてみて下さい。
購入する際の仮想通貨取引所は「ビットバンク」「コインチェック」などが人気ですね。
個人的にはビットバンクなら実質的な手数料が安いことと、国内取引量が最も多くセキュリティ評価も高いので初心者にはおすすめです。
【個人的見解】初心者向けのおすすめ資産運用ランキング
ここまでで5種類のおすすめ資産運用方法をご紹介してきましたが、どこから利用したらいいか迷われている方もいるんじゃないかと思います。
どれも利用しておいた方がリスク分散になりますが、投資初心者の方の中には「色々使ってる余裕ないよ…」と感じている方もいますよね。
なので、ここでは私が個人的におすすめだと感じる資産運用を、ランキング形式で順位付けしておこうと思います。
その理由も合わせて書いておきますので参考になれば幸いです。
第1位【ロボアドバイザー】
おすすめ度【★★★★★】
理由:知識・経験・時間がなくても、ロボットが商品選び・買付・リバランスなどすべて自動化してくれる手軽さが最大の魅力。
第3位【ソーシャルレンディング】
おすすめ度【★★★★】
理由:資金の拘束リスクはあるが、1万円からと手軽で高利回りが期待できますし、運用中は何もする必要がない。
第4位【仮想通貨】
おすすめ度【★★★】
理由:ハイリスクなので全面的におすすめはできないが、将来性を考えると今から投資しておくことで大きなリターンも狙える。
- 「ビットバンク」は手数料が安く、セキュリティ性も高い
このような感じですね。
優先的に始めるなら、「ロボアドバイザー」か「つみたてNISA」がおすすめです。
おまけ:普通預金金利で100倍の利息を得る方法
これは資産運用と直接的な関係はありませんが、運用資産を預けておく銀行口座や、預金を預けている口座に大きく関係することです。
冒頭でもチラッとお伝えしましたが、現在では超低金利時代なので銀行口座からの利息はほぼないに等しいと言えます。
例えば大手銀行などは基本的に0.001%ですから、100万円預けていたとしても年間10円くらいにしかなりませんよね。
ですが、「楽天銀行」のマネーブリッジを活用すると、普通預金金利を0.10%までアップさせることができるんです!
マネーブリッジは、楽天証券と楽天銀行を口座連携するサービスのことですが、2つの口座をお持ちの方であれば誰でも無料で設定できます。
楽天銀行は何もしなくても金利0.02%なので、これだけでもすでに20倍なんですが、この設定をするだけで100倍の金利が得られるようになります。
普通預金金利は資産運用にも間接的に影響あり
資産運用と直接的な関係はないと言いましたが、この普通預金金利は間接的に影響があります。
というのも、資産運用で将来的に資産が増えたときのことを想像すると、銀行口座へ預けておく資金も増える可能性がありますよね。
そうなったときに、金利0.001%なのか金利0.10%なのかで得られる利息に大きな差が生まれます。
例えば銀行口座の預金が1,000万円になった場合、年間で得られる利息は0.001%だと100円ですが、0.10%なら10,000円ですからね。
これが10年続くと1,000円と10万円という恐ろしい差に…
なので、先のことを考えると「楽天証券」と「楽天銀行」の活用は必要不可欠じゃないかと感じています。
私もそのことを意識してから、マネーブリッジを即設定しました。
というより今までこの事実を知らなかったので、かなり損をしてきたんじゃないか…
もし両方とも口座を持たれていない方は、楽天証券から申し込みをすると同時開設できてスムーズですよ。
ちなみに、つみたてNISAもiDeCoも同時開設できます。
2019年の初心者向けおすすめ資産運用まとめ
- ロボアドバイザー
- つみたてNISA
- ソーシャルレンディング
- 仮想通貨
- iDeCo(イデコ)
2018年に入ってから、より初心者向けな資産運用が利用できるようになったので、色々迷われる方もいるんじゃないかと思います。
ここでご紹介した資産運用方法は、どれも少額なら始めることができるので、気軽な気持ちで実践してみるのがいいですね。
投資は実践してみないとわからないことも多いです。
大金を投資する必要はないので、投資初心者の方はまず投資という環境に慣れていくことも重要ですね。
もっともハードルが低くて始めやすいのは「ロボアドバイザー」ですが、100円からでも資産運用をスタートできるのは「つみたてNISA」です。
口座開設は無料でできるので、お金を取られるようなことはありませんよ。
どの資産運用方法でも少ながらずリスクはありますが、ずっと使わない現金を銀行口座に眠らせておくのは勿体無い。
資産運用を始めると、お金に対する価値観も変わるんじゃないかと思います。
投資初心者でも気軽に資産運用ができるようになった今、自分の将来のことを考えて資産構築をスタートさせていきましょう!
- 100円~「楽天証券」
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