投資信託は初心者でも始めやすいことで人気がありますが、まずはどこの証券会社で口座開設するか迷っている方も多いですよね。
銀行などの金融機関でも投資信託は買えますが、個人的にはいつどこにいても手軽に購入できるネット証券会社がおすすめです。
ただ、ネット証券といっても数多くありますし、力を入れているサービスや取り扱い数なども違ってきます。
できれば、投資信託のメリットがより大きいネット証券で始めたいところでしょう。
そこで今回は、投資信託のおすすめ証券会社をランキング形式でご紹介、それぞれのサービスも徹底比較しました。
自分に合った証券会社選びの参考にして頂ければ幸いです。
投資信託の購入はネット証券会社をおすすめする理由
投資信託はネット証券だけでなく、銀行や対面型の総合証券などでも取り扱っています。
そんな中でネット証券をおすすめする理由としては、
- いつでもネットから取引できる
- 手数料が比較的低コスト
- 自分の判断で商品が選べる
などなど、使い勝手に優れているという点ですね。
もちろん直接店舗に出向いてアドバイスを受けた方が安心できますが、提案された商品が必ずしも良い商品とは限りません。
また、人件費や店舗の維持費などがかかることで手数料が高く設定される傾向があり、店舗を持たないネット証券の方がお得なことが多いです。
投資信託は基本的に長期間運用を続けていくスタイルなので、特にコスト面は安ければ安いほどリターンを伸ばすことに繋がります。
こうした要因から、投資信託は銀行や対面型の総合証券ではなく、ネット証券を利用して購入するのがおすすめになりますね。
ちなみにネット証券の口座開設はオンラインで完結するため、申し込み手続きもスムーズに行うことができますよ。
投資信託の証券会社おすすめランキング
それではさっそく、投資信託を始めるならおすすめしたいネット証券会社を1位からランキング形式でご紹介していきますね。
第1位:楽天証券
楽天証券の投資信託サービス | |
取り扱い本数 | 2,632本 |
買付手数料無料本数 (ノーロード) | 1,358本 |
トータルリターン (3年:0~10%未満) | 1,697本 |
トータルリターン (3年:10%以上) | 255本 |
最低投資額 | 100円~ |
ポイントサービス | 楽天ポイント還元 |
おすすめ度 |
※2019年9月3日現在の情報になります。
楽天証券を一番おすすめする理由は、楽天スーパーポイントを使って投信を購入できることですね。
使い道に困った楽天ポイントを現金化できますし、資産運用に回せばムダなく使い切ることができます。
また、「楽天カードクレジット決済」で投信を購入すると、毎月購入額に応じて1%ポイント還元されます。
楽天証券は取り扱い本数も非常に豊富ですから、投資信託を始めるには最適なネット証券ですよ!
- 楽天スーパーポイントが使える
- 楽天カード決済で1%ポイント還元
- 手数料無料本数が業界トップクラス
第2位:SBI証券
SBI証券の投資信託サービス | |
取り扱い本数 | 2,644本 |
買付手数料無料本数 (ノーロード) | 1,335本 |
トータルリターン (3年:0~10%未満) | 1,606本 |
トータルリターン (3年:10%以上) | 335本 |
最低投資額 | 100円~ |
ポイントサービス | Tポイント還元 |
おすすめ度 |
※2019年9月3日現在の情報になります。
SBI証券は、投資信託のラインナップが業界トップクラスなので、選べる選択肢がとにかく豊富にあります。
そしてただ多いだけではなく、トータルリターン(3年)が10%を超える本数も多いので実績も確かですね。
また、SBI証券では2019年7月よりTポイント投資が導入されたので、投信をTポイントで購入できるようになりました。
投信マイレージサービスで、投資信託を保有しているだけでTポイントも貯まるので、Tユーザーなら間違いなくおすすめですよ!
- Tポイントが使える
- 投資信託の保有でTポイントが貯まる
- 取り扱い本数が業界トップクラス
第3位:岡三オンライン証券
岡三オンライン証券の投資信託サービス | |
取り扱い本数 | 525本 |
買付手数料無料本数 (ノーロード) | 355本 |
トータルリターン (3年:0~10%未満) | 274本 |
トータルリターン (3年:10%以上) | 58本 |
最低投資額 | 100円~ |
ポイントサービス | ー (手数料キャッシュバックあり) |
おすすめ度 |
※2019年9月3日現在の情報になります。
岡三オンライン証券は、投資信託を厳選しているので数こそ多くありませんが、低コストで人気のeMAXIS Slimシリーズを扱っています。
ブル・ベア型投資信託・ETFを除き、購入時手数料がキャッシュバックされるため、買付手数料ありの投信でも実質0円で買うことができます。
また、投信保有額が大きくなると信用取引手数料が安くなったり、「IPO」の当選確率がアップするメリットも。
ちなみに、当ブログからの口座開設で条件を満たすと、もれなく2,500円プレゼントなのでお得ですよ!
- 厳選された投資信託で選びやすい
- 手数料キャッシュバックでお得
- 投資信託保有による優遇制度あり
第4位:マネックス証券
マネックス証券の投資信託サービス | |
取り扱い本数 | 1,180本 |
買付手数料無料本数 (ノーロード) | 795本 |
トータルリターン (3年:0~10%未満) | 681本 |
トータルリターン (3年:10%以上) | 182本 |
最低投資額 | 100円~ |
ポイントサービス | マネックスポイント還元 |
おすすめ度 |
※2019年9月3日現在の情報になります。
マネックス証券は投資信託の取り扱いが充実している大手ネット証券で、100円から手軽に購入することができます。
独自のマネックスポイントが貯まる仕組みで、購入時手数料の1.5%還元のほか、投信を保有しているだけでもポイントが貯まります。
貯まったマネックスポイントは、Tポイント・ANAマイル・JALマイルなどに交換可能。
また、「投信つみたて」を利用すると、毎月決まった日に決まった金額で投資信託を自動購入でき、積み立て購入時の申込手数料も全額キャッシュバックされます。
マネックス証券も投資信託におすすめのネット証券ですね。
- マネックスポイントが貯まる
- 投信つみたてなら手数料キャッシュバック
第5位:松井証券
松井証券の投資信託サービス | |
取り扱い本数 | 1,048本 |
買付手数料無料本数 (ノーロード) | 793本 |
トータルリターン (3年:0~10%未満) | 172本 |
トータルリターン (3年:10%以上) | 535本 |
最低投資額 | 100円~ |
ポイントサービス | 松井証券ポイント還元 |
おすすめ度 |
※2019年9月3日現在の情報になります。
松井証券は、マネックス証券と並んで投資信託の取り扱い数が充実しています。
トータルリターン(3年)で10%以上の実績がある銘柄が多く、運用目的が利益重視の方にはうってつけですね。
投資信託の保有金額に応じて松井証券ポイントが貯まり、Amazonギフト券に交換や投信のひふみプラス他2種類にポイント投資も可能。
また、松井証券にはロボアドバイザーサービス「投信工房」があり、手軽に「コア・サテライト戦略」で運用できることも魅力です。
- 実績のある投資信託が豊富
- 一部の投信はポイント投資ができる
- 投信工房が無料で使える
第6位:カブドットコム証券
カブドットコム証券の投資信託サービス | |
取り扱い本数 | 1,120本 |
買付手数料無料本数 (ノーロード) | 696本 |
トータルリターン (3年:0~10%未満) | 382本 |
トータルリターン (3年:10%以上) | 11本 |
最低投資額 | 100円~ |
ポイントサービス | 「毎月ポイント」還元 |
おすすめ度 |
※2019年9月3日現在の情報になります。
カブドットコム証券の投資信託はノーロード本数も多く、「毎月ポイント」サービスで投信保有額100万円ごとに1ポイントが貯まります。
100ポイント貯めると1万円と交換が可能で、保有残高が大きくなれば2倍のポイントが貯められるようになります。
また、投信を担保にして信用取引を行うことも可能なので、預けている資産を有効活用できることも魅力の1つ。
ちなみに、カブドットコム証券は一般信用取引に対応しているため、「株主優待」にもおすすめできるネット証券ですね。
- 投信保有額に応じてポイントが貯まる
- 投信を担保にして信用取引ができる
第7位:SMBC日興証券
SMBC日興証券の投資信託サービス | |
取り扱い本数 | 1,004本 |
買付手数料無料本数 (ノーロード) | 531本 |
トータルリターン (3年:0~10%未満) | 279本 |
トータルリターン (3年:10%以上) | 512本 |
最低投資額 | 1,000円~ |
ポイントサービス | dポイント還元 |
おすすめ度 |
※2019年9月3日現在の情報になります。
SMBC日興証券は総合証券として信頼と実績があり、ダイレクトコースの開設でオンライントレードが可能になります。
実績の高い投資信託も数多く取り揃えています。
また、「投信つみたてプラン」を利用すると、初回特典+引き落とし毎にdポイントが貯まるのでお得ですね。
三井住友銀行と連携すれば、毎月の引落金額が10万円まで申込手数料無料になるなど、投資家にとってありがたいサービスも用意されています。
なお、SMBC日興証券はダイレクトコース新規開設で「IPO」優遇特典もあり、取り扱いは業界トップクラスなのでおすすめですよ!
- 実績のある投資信託が豊富
- 投信つみたてプランでdポイントが貯まる
- 三井住友銀行と連携で手数料がお得になる
第8位:GMOクリック証券
GMOクリック証券の投資信託サービス | |
取り扱い本数 | 116本 |
買付手数料無料本数 (ノーロード) | 98本 |
トータルリターン (3年:0~10%未満) | 8本 |
トータルリターン (3年:10%以上) | 57本 |
最低投資額 | 100円~ |
ポイントサービス | ー |
おすすめ度 |
※2019年9月3日現在の情報になります。
GMOクリック証券では投資信託の取り扱い数があまり多くありませんが、ひふみプラスやeMAXIS Slimシリーズなど人気どころに厳選されています。
取り扱い投信のほとんどはノーロード銘柄で、すべて積立対応・NISA対応となっていてわかりやすいですね。
低コストで積み立てに向いている投資信託が中心なので、取り扱いが少ないことで選びやすいメリットもあります。
ちなみに、GMOクリック証券の株式手数料は業界最安水準なので、株式投資も視野に入れるならおすすめですよ。
- 積み立てに適した投資信託に厳選
- 投資初心者でも選びやすい
おすすめ証券会社の投資信託サービスを徹底比較
投資信託を始める上で、おすすめなネット証券会社をランキング形式でご紹介しましたが、よりわかりやすくサービスを比較しておきますね。
ここではシンプルに内容を絞って、投資信託の取扱本数・最低投資額・ポイント還元の3つで徹底比較してみました。
証券会社 | 取扱本数 (ノーロード) | 最低投資額 | ポイント |
楽天証券 | 2,632本 (1,358本) | 100円 | 楽天 ポイント |
SBI証券 | 2,644本 (1,335本) | 100円 | Tポイント |
岡三オンライン証券 | 525本 (355本) | 100円 | ー |
マネックス証券 | 1,180本 (795本) | 100円 | マネックス ポイント |
松井証券 | 1,048本 (793本) | 100円 | 松井証券 ポイント |
カブドットコム証券 | 1,120本 (696本) | 100円 | 毎月 ポイント |
SMBC日興証券 | 1,004本 (531本) | 1,000円 | dポイント |
GMOクリック証券 | 116本 (98本) | 100円 | ー |
※2019年9月3日現在の情報になります。
投資信託の取り扱いに関しては、「楽天証券」「SBI証券」が他社を圧倒していることがわかります。
楽天証券なら楽天カード決済と組み合わせると還元率が優秀ですし、投資信託のポイント投資もできます。
SBI証券でもTポイント投資ができますから、どちらのポイントを利用するかで判断されるのがいいでしょう。
「松井証券」でも3銘柄に限定されますが、貯まったポイントを使って投信を購入できます。
ポイントよりも投資信託が選びやすい証券会社がいい…という場合は、「岡三オンライン証券」だと取り扱いが少なすぎず多すぎずでおすすめですね。
上記の比較表を参考にしつつ、最終判断は公式ページをチェックしてから決めるのがいいかと思います。
投資初心者におすすめのネット証券会社はどこ?
これから初めてネット証券を利用するという方は、個人的に以下の2社がおすすめです。
- 楽天証券
- SBI証券
投資初心者であるうちは経験を積むことが必要ですが、いきなり現金投資するのは不安に感じるところだと思います。
そこでまずは、始めやすい「ポイント投資」ができる楽天証券かSBI証券がおすすめというわけですね。
どちらも100円から投信を購入できますから、少額投資でリスクを抑えつつ手軽に経験を重ねられます。
どちらを利用するか決めきれない場合は、とりあえず楽天証券とSBI証券の両口座を開設しておくのもアリですよ。
楽天ポイントでもTポイントでも投資信託を買える準備をしておくと、後々状況が変化したときに融通も利きますから。
口座開設は無料でできるので損をする心配はありませんし、オンラインから簡単に申し込みできます。
投資信託なら「つみたてNISA」という選択肢も
2018年から開始した少額投資非課税制度「つみたてNISA」も人気が高まりつつあります。
金融庁が規定した厳しい条件をクリアした投資信託に厳選され、年間40万円までの投資で得た利益を非課税にできる制度。
投資信託は長期投資・長期保有が鉄則と言えるものですから、つみたてNISAで運用を始める方が効果的ですね。
もちろん利益が出なければ意味がない制度でもありますが、世界経済は年々成長を続けているので将来のリターンに期待できます。
楽天証券やSBI証券をはじめ、多くのネット証券ではつみたてNISAに対応しています。
総合口座とNISA口座は同時開設できるので、投資信託を始めるついでにつみたてNISAも始めておきましょう!
投資信託以外の投資ならロボアドバイザーも要検討
投資信託を始めてみようと思ったけど、やっぱり自分には難しいからもっと簡単な投資がしたい…という方は「ロボアドバイザー」がおすすめです。
全自動のロボアドバイザーなら、口座に入金するだけであとは自動で運用を行ってくれます。
年率1%程度の手数料を払ってでも、すべての運用をお任せしたい場合には最適な投資サービスと言えますね。
私自身も投資信託を始める前にロボアドバイザーから始めたので、投資のステップアップとしてもちょうどいいかなと思いますよ。
おすすめのロボアドバイザーだと、海外ETFに自動で分散投資してくれる「ウェルスナビ」や「THEO」になります。
私は実際に両方併用して運用を続けていますよ。
投資信託の証券会社おすすめランキング・比較まとめ
今回は、投資信託におすすめなネット証券会社ランキングとサービス面を比較してご紹介しました。
特に楽天証券とSBI証券はどちらもサービスが優秀な証券会社ですし、ポイント投資が魅力的なので開設しておいて損はありません。
口座を開設しても維持費等はかからないため、自分のタイミングで気軽に始めることができます。
また、投資信託は少額から毎月一定額を淡々と積み立てることもできるため、感情に左右されることなく運用を続けていくことができます。
裁量トレードが苦手な人や投資に時間が取れない人は、投資信託が向いていると言えますね。
ここでご紹介した投資信託のおすすめ証券会社ランキングを参考に、まずは口座開設を行っていきましょう!
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