ロボアドバイザー

投信工房はデメリットを凌ぐメリットがあるか徹底解説【リバランス機能が便利】

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投信工房のメリット・デメリット

フリーマン
フリーマン
こんにちは、資産運用を実践中のフリーマンです。

「投信工房」は、ロボアドバイザーの1つで大手の松井証券が提供するサービス。

ウェルスナビやTHEOのような「投資一任型」とは違い「アドバイス型」ですが、リバランス積立機能が利用できるのが特徴の1つですね。

投信工房はリバランス機能を含めてメリットが多いですが、もちろんデメリットも存在します。

ぱんけろん
ぱんけろん
良い面も悪い面もしっかり把握してから決めたいな…

ロボアドバイザーではウェルスナビが特に人気ですが、手数料で比較すると投信工房の方が安いので、コスト面には優れているサービスでもありますね。

そこで今回は投信工房のデメリットを解説しつつ、それ以上に利用するメリットがあるのかをご紹介していきます。

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松井証券

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【前知識】ロボアドバイザーのアドバイス型とは?

アドバイス型サービスの特徴
  • ポートフォリオ(資産配分)の提案のみ
  • 銘柄の買付や売却などは自分で行う
  • 運用中のリバランスは自分で行う

アドバイス型サービスは簡単に説明すると、専門的な理論で考えるロボットが資産運用をサポートするものです。

最終的な投資判断は投資家自身が行うので、あくまでも提案することを目的としたロボアドバイザーですね。

なので基本的にアドバイス型は、銘柄の買付・売却や運用中のリバランスなど、自動的に行ってくれません。

 

それだけに手間がかかりますが、完全自動で運用できる「投資一任型」より手数料が安いメリットがあります。

一般的に考えると投資初心者なら「投資一任型」、中上級者なら「アドバイス型」が向いている感じですね。

ただ、ここでご紹介する松井証券の投信工房に限っては、アドバイス型でありながら自動リバランス機能も備わっています。

フリーマン
フリーマン
初心者でも比較的扱いやすいロボアドと言えるね!

アドバイス型ロボアドバイザーの投信工房とは?

投信工房の公式ページ

投信工房の基本的な内容
運営会社松井証券
サービス利用料無料
手数料
(税別)
年率0.30%
最低投資額100円~
(一括購入は1万円~)
投資サービスアドバイス型
リバランス機能あり
スマホアプリあり
NISA対応

※手数料は2020年4月3日時点の数値。

投信工房は先にお伝えしたようにアドバイス型サービスですが、投資一任型に近い運用ができるロボアドバイザーです。

サービスを運営しているのは大手の松井証券なので、提供元がしっかりしていると安心感もありますね。

投信工房は松井証券の口座を持っている方なら、無料でサービスを利用することができます。

 

また、運用益を非課税にできるNISA口座にも対応。

ウェルスナビやTHEOなどの人気ロボアドバイザーでは、残念ながらNISAには非対応なので、これは投信工房の魅力でもあります。

投資信託を取引する上では、スマホアプリの「投信工房アプリ」が提供されているので、外出先や移動時間を利用して取引を行うことも可能ですよ。

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松井証券のロボアド「投信工房」のデメリット

ここからは、まず投信工房のデメリットについて解説していきます。

投信工房のデメリット
  1. 市場変化による元本割れリスク
  2. 投資信託の購入(買付)は自分で注文する
  3. 積立する場合は証券口座へ事前入金が必要
  4. 自動税金最適化サービスがない

それぞれ詳しく見ていきましょう。

デメリット①:市場変化による元本割れリスク

運用による元本割れ

フリーマン
フリーマン
投信工房の運用は投資の一種なので、市場が変化することで元本割れになることも…

ポートフォリオ提案によって投資先となる資産クラスや銘柄が分散され、リスク軽減も考慮された投資を行うことができます。

ですが、景気悪化などによる「元本割れリスク」が完全になくなるわけではありません。

 

これは投信工房やロボアドバイザーサービスに限らず、投資全般に共通して言えることです。

元本割れリスクをより軽減させるためには、「長期的かつ定期的」な積立投資も併用することが効果的ですね。

これから資産運用を行っていく上では、リスクについて十分に理解しておきましょう。

デメリット②:投資信託の購入(買付)は自分で注文する

アドバイスのみ

フリーマン
フリーマン
投資信託の買付までは自動にできない…

投信工房では、提案されたポートフォリオの銘柄を「一括購入」するか、「個別購入」する必要があります。

ポートフォリオには複数の銘柄が含まれているので、個別に買付作業を行う場合は結構な手間になりますね…

 

個別購入は手間がかかるデメリットでもありますが、自分の買いたい銘柄だけを指定できるという面ではメリットとも言えます。

なお、注文最小金額については基本的に100円~可能ですが、一括購入するときは「1銘柄100円以上・合計1万円以上」となっています。

購入方法注文最小金額
個別購入100円
一括購入1銘柄100円/合計1万円
リバランス注文(※100円
積立注文100円

※リバランス注文の金額指定はできず、自動計算した結果がセットされます。

投資信託の買付もすべてロボアドに任せたい!という方もいるんじゃないかと思います。

そういった方には投信工房は向かないので、完全自動の「ウェルスナビ」などを検討する方がいいですね。

デメリット③:積立する場合は証券口座へ事前入金が必要

積立金を証券口座に入金

フリーマン
フリーマン
積立用の資金を松井証券の口座に入金する必要があるよ。

投信工房は松井証券が提供しているので、運用資金は証券口座にある資金から振替という形で積立に充てられます。

もう少し詳しく説明すると、「ネットストック口座(証券口座)」⇒「投信信託口座」に自動振替され、積立注文が発注される仕組みですね。

 

ウェルスナビやTHEOのロボアドバイザーなら、銀行口座から直接積立金を自動引き落としできるので、口座に入金する手間はありません。

投信工房で積立投資する場合は、入金のひと手間がかかってしまうのがデメリットです。

ちなみに松井証券のネットストック口座への入金方法は以下の4種類。

  • ネットリンク入金
  • らくらく振替入金
  • 定期入金
  • 銀行振込入金

このうち「定期入金」サービスは、毎月27日に決まった金額を銀行口座から自動引き落としでき、その5営業日後にネットストック口座へ入金されます。

手数料は無料なので、入金の手間を省きたい方は定期入金を利用するのがいいですね。

デメリット④:自動税金最適化サービスがない

税金最適化ができない

フリーマン
フリーマン
このサービスはウェルスナビとテオの強みだね…
自動税金最適化ってなに?

運用時に発生した税負担を自動的に軽減して最適化してくれるサービスのことです。

「含み損」のある保有銘柄を一旦売却して「利益」と相殺することで、税負担を翌年以降に先送りすることが可能な機能になります。

ウェルスナビでは「DeTAX(デタックス)」、THEOでは「THEO Tax Optimizer(テオ タックス オプティマイザー)」と呼ばれていますね。

税負担が軽くなることで、投資効率向上が期待できます。

今後この機能が実装されるかはわかりませんが、投資効率に影響するサービスなので、ロボアドバイザーを選ぶ際には考慮しておくといいかもしれません。

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松井証券のロボアド「投信工房」のメリット

投信工房のデメリットを先に解説しましたが、ここからはメリットについてまとめていきますね。

投信工房のメリット
  1. 100円からの少額積立ができる
  2. 手数料が業界最安レベル
  3. 自動リバランス機能がある
  4. スマホアプリにも対応済み
  5. NISA口座にも対応
  6. 万全なサポート体制がある
  7. 確定申告を自分でする必要なし

それでは投信工房のメリットも1つ1つ見ていきましょう。

メリット①:100円からの少額積立ができる

100から積立ができる

ぱんけろん
ぱんけろん
100円だったら誰でもできそうだね。

100円から積立ができるロボアドバイザーはそうそうないので、投信工房の大きなメリットでもあります。

積立のペースも「毎月」「毎週」「毎日」から自由に選択できるので、無理なく自分のできる範囲で投資が行えます。

フリーマン
フリーマン
毎日100円ずつ積立していくというのも面白そうですね。

積立投資は複利効果に期待できるので、コツコツやっておくと将来的に大きな資産になる可能性があるのでおすすめです。

自動的な定期購入ができるのでリスク分散にもなりますよ。

メリット②:手数料が業界最安レベル

運用時の手数料が低コスト

フリーマン
フリーマン
投信工房はなんと言っても、手数料がかなり割安!

金融関係のプロに運用プランのアドバイスを行った場合と、投資一任型のロボアドバイサーと比較すると、

手数料(年率)
プロのアドバイス2.7%
ウェルスナビ預かり資産の1%
(現金部分を除く、税別)
THEO預かり資産の0.65~1%
(税別)
楽ラップ0.963%
投信工房0.30%

個人的にウェルスナビ・THEOの年率1%は、投資初心者が完全な自動運用ができることを考慮すれば、そこまで高いとは感じません。

ですが、投信工房は年率0.30%という低コストなので、手数料面だけで言えば圧倒的ですよね。

以前に投信工房で想定コストが最も高いモデルポートフォリオを基準に算出した場合、年率0.38%程度でしたが、実際にはもう少し安くなる可能性があります。

 

また、低コストのインデックスファンドを活用して、ポートフォリオが提案される仕組みなので、平均すると0.30%の低コスト投資が可能ということですね。

投資信託の買付を行う手間はありますが、それ以上に運用コストが安いメリットの方が魅力的に感じます。

とにかく手数料を安く抑えたい方には、松井証券の投信工房がおすすめできますね。

メリット③:自動リバランス機能がある

投信工房のリバランス積立

フリーマン
フリーマン
アドバイス型なのに、リバランスは自動で行ってくれる!

投信工房の大きなメリットとも言えるのが、リバランス機能を利用することができることです!

このリバランス機能導入は、アドバイス型ロボアドバイザーの中で投信工房が国内初となっています。(2017年10月20日時点)

ニーズに合わせて設定できるリバランス機能は3種類あります。

  • リバランス積立
  • 自動リバランス
  • 一括リバランス

例えば「自動リバランス」だと、一度の設定で自分が決めた日に自動的にリバランスを行ってくれます。

自動リバランスの設定

なので、提案されたポートフォリオを参考に購入だけすれば、あとはロボアドバイザーが自動計算して調整してくれるという便利機能。

崩れた資産配分を自分で調整するのは大変ですから、この自動リバランス機能は投資初心者にとっても非常に嬉しいですね。

手間を減らせることで、管理もしやすくなるメリットもあります。

メリット④:スマホアプリにも対応済み

松井証券の投信アプリ

フリーマン
フリーマン
iOSとandroid共に対応している便利アプリ!

投信工房では、ポートフォリオ提案や運用サポートにも便利な「投信アプリ」も提供されています。

アプリ画面右下のメニューから機能を一覧できるので、初心者でも操作しやすい仕様になっています。

投信工房のスマホアプリの画面

ロボアドバイザーでアプリに対応しているところはまだ少ないので、いつでも手軽に資産状況を管理できるのは嬉しいですよね。

投信工房のスマホアプリでは、投資信託サービスのすべてが利用できるので、外出先やスキマ時間でも投資を行うことができて便利です。

メリット⑤:NISA口座にも対応

つみたてNISAとNISAに対応

フリーマン
フリーマン
投信工房ならNISAも利用することができる!
NISAってなに?

少額投資非課税制度とも呼ばれていて、NISA口座で運用することで一定期間・一定額の投資で得た運用益を非課税にできる制度のことです。

普通なら株式や投資信託で得た利益に対して約20%の税金がかかりますが、NISAであれば節税メリットがあります。

  • NISA:年間投資枠120万円/非課税期間5年

ウェルスナビやTHEOなど多くのロボアドバイザーでは「NISA非対応」の中、この投信工房はNISAにもしっかり対応しています。

投信工房ではNISAを優先して積立を行い、NISA利用可能額を超えた場合は通常の「課税口座」で積立することができます。

 

NISA枠をフル活用したい方には、おすすめの運用先と言えますね。

投信工房でポートフォリオの提案を受けつつ、NISAを活用した積立で運用益を非課税にするのが効果的でしょう。

松井証券では「つみたてNISA」も扱っていますが、NISAと違って一括購入・一括積立ができず、積立頻度は「毎月」のみとなっています。

自動で定期的に購入する「投信積立」であれば、積立頻度を「毎日・毎週・毎月」から選べるので、その辺の違いには注意して下さい。

メリット⑥:万全なサポート体制がある

松井証券のサポート体制

フリーマン
フリーマン
松井証券には信頼できるサポート体制がある!
ぱんけろん
ぱんけろん
7年連続で最高の三つ星評価だと!?

何か不明点などがあれば電話サポートはもちろん、「WEB」「チャット」「Q&A」も利用することができます。

松井証券の3つのサポート

ネット証券では店舗でのアドバイスが受けられない分、サポートに不安を感じている方は多いかもしれません。

ですが松井証券ならチャットを利用すれば、投信専門のオペレーターと気軽に口座開設方法などの案内を受けられます。

これから資産運用を始めてみたいと思っている方にとっては心強いですね。

メリット⑦:確定申告を自分でする必要なし

確定申告が必要
フリーマン
フリーマン
確定申告の手間は必要ないよ!

松井証券で口座開設をするときに、「特定口座(源泉徴収あり)」を選択すれば、投信工房で運用益が発生しても松井証券が税金計算・納税を代行してくれます。

特定口座は誰でも無料で利用できるので、確定申告が面倒だという方にとっては非常に助かりますね。

ぱんけろん
ぱんけろん
税金の計算?そんなの無理だー!

そんなときは特定口座(源泉徴収あり)で、面倒な計算を松井証券に代行してもらいましょう。

松井証券の投信工房がおすすめできる人は?

投信工房のメリット・デメリットを確認して頂いたところで、どんな人におすすめできるサービスなのかをまとめてみました。

  • 100円から積立投資を始めたい
  • 手数料はできるだけ安く抑えたい
  • リバランスに手間をかけたくない
  • 最終判断は自分で行って投資したい
  • NISA対応のロボアドを探している
  • スマホで気軽に資産管理したい
  • 安心できるサポート環境がほしい

個人的には、投信工房を選択する上では以上のような理由になりますね。

投資一任型は放置で運用できますが、手数料が少し高い…と感じる方もいます。

ですが、アドバイス型だと銘柄購入や定期的なリバランスに手間がかかるので、あまり投資に時間を割きたくない…という方もいますよね。

 

それらの中間に位置するのが投信工房のロボアドバイザーです。

手数料を安く抑えつつも、リバランスは自動的に行うことで手間をカットできるので、投資初心者でも比較的利用しやすいかと思います。

投資資金も少額で始めることが可能ですし、ウェルスナビやTHEO以外でロボアドバイザーを検討中なら、投信工房の利用がおすすめですね。

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投信工房で資産運用を始めるためには

投信工房で運用を開始するまでの大まかな流れはこんな感じです。

  1. 無料診断でプラン確認(最短1分)
  2. ネットから口座開設(最短3分)
  3. 口座開設完了(最短4営業日)
  4. 必要資金を口座に入金
  5. 資産運用がスタート

口座開設方法は「郵送」でも可能ですが、完了するまでに最短1週間ほどかかってしまうので、本人確認書類のアップロードによる「オンライン登録」がおすすめです。

無料診断は任意でできるものですが、簡単な8つの質問に答えていくと、すぐに自分に合ったポートフォリオを提案してくれます。

無料診断の結果

投資資金が100万円をベースにしたデータになっていますが、実際に投信工房で運用する際のポートフォリオや、10年後の資産状況などを確認することができます。

フリーマン
フリーマン
10年後にどうなっているか楽しみも広がるよ。

無料診断は1分くらいで終わるので、まずは試しにどんな運用プランになるか確認されてみるのがいいかと思いますよ。

投信工房のメリット・デメリットまとめ

投信工房のポイントまとめ
  • 手数料が業界最安級の年率0.38%
  • 100円~投資・積立ができる
  • アドバイス型でリバランス機能がある
  • NISAにも対応している
  • 便利なスマホアプリが提供されている
ぱんけろん
ぱんけろん
投信工房の良い面も悪い面もよくわかったよ!
フリーマン
フリーマン
手数料で選ぶなら、投信工房で間違いないね。

投信工房はアドバイス型のロボアドバイザーの中でも手数料が安かったり、自動リバランス機能があったりとメリットの多いサービスです。

投資信託の購入は自分で行う手間がある点には注意が必要ですが、総合的に見るとあまりデメリットを感じません。

 

PC環境がなくても便利なスマホアプリを利用すれば、投資信託の取引や資産管理も手軽にできるので、無理なく自分のペースで投資ができます。

NISAとも連携して税金対策も行えるので、投資一任型のロボアドバイザーに少し慣れてきた方は、ぜひアドバイス型の投信工房も利用されてみて下さい!

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フリ
専業ブロガー兼投資家⇒今は資産運用に注力し、投資歴は5年になる。仮想通貨⇒DeFi・BCG・エアドロ案件など。BTC・ETHとNISAで積立中。自由であるために。to be free