ロボアドバイザーの「THEO(テオ)」で投資を始めたいけど、手数料が高いのか安いのか気になっている方も多いと思います。
時間や手間がかからないメリットがあるサービスですが、できることなら手数料を安く抑えたいですよね。
THEOで運用している間は手数料を支払い続けることになるので、投資期間が長くなればそれだけコストも大きくなります。
初めて利用するサービスだと心配になることもありますが、THEOは決して手数料が高いとは言えません!
そこで今回はTHEOの手数料が高くないと言える理由と、投資先としてもおすすめできるかを解説していきます。
THEO(テオ)の運用に必要な手数料
THEOを利用するにはまず「投資一任契約」を結ぶことになります。
投資一任契約とは、投資運用業者がユーザーから投資判断の全てまたは一部を一任されることで、投資の権限が委託される契約のこと。
つまり、自分で行う投資をTHEOが代行してくれる代わりに、報酬として年率1%の手数料をもらいますよ!ということですね。
例えばTHEOに10万円を預けた場合は、年間1,000円の手数料を支払う感じです。
預かり資産が3,000万円を超えた分に関しては、年率0.5%と手数料が半額になっています。
THEOは手数料の透明性が高い
THEOで直接的に支払う必要がある手数料は、年率1%の投資一任報酬のみとなっています。
例えば投資にかかる以下のような手数料は、THEOがすべて負担してくれます。
- ETF(上場投資信託)の売買手数料
- 為替手数料
- 委託手数料
- リバランス手数料
- 出金手数料
- 入金手数料(クイック入金)
- THEO積立手数料
また、THEOの公式ページでは以下のように記載されています。
組入ETFの海外における売買手数料及び為替手数料ならびに取引所手数料等の諸費用につきましては当社が負担いたします。なお、組入ETFが直接間接に負担する運用報酬、売買手数料等の費用につきましては間接的にご負担いただきます。これらの費用の合計額は銘柄、組入高等によって異なりますので、事前に料率または上限額を表示することができません。
引用元:THEO公式ページ
組入ETFは間接的に運用報酬が必要になりますが、基本的な取引については無料であることがわかりますね。
手数料がわかりやすく透明性が高いのもTHEOの特徴です。
自分で運用した方が手数料は安くなる?
THEOでは9つのアセットクラス(資産対象の種類)に分かれていて、30種類を超える銘柄(海外ETF)に分散投資を行うことができます。
THEOで扱っている銘柄は大手ネット証券会社でも取引できるので、自分で同じポートフォリオ(資産の組み合わせ)を作ることは可能です。
ですが、ネット証券会社では取引手数料が約定代金の0.45%、為替手数料が1ドルにつき0.25円ほどかかってきます。
このコストを基準にして、自分で取引した場合のシミュレーションをTHEOが行っていますが、その結果がどうなったのかを見てみましょう。
自分で取引する場合の手数料
- 1万円/2銘柄:1,122円(約11.2%)
- 10万円/13銘柄:7,314円(約7.3%)
- 100万円/24銘柄:15,373円(約1.5%)
- 1,000万円/27銘柄:67,917円(約0.7%)
この結果からわかるように、1,000万円以上の投資金額でなければ、THEOに自動運用してもらった方が手数料がお得になるということですね。
ここからさらに毎年のリバランスが入ってくると、1,000万円の投資額でも約1.8%の手数料がかかってくるので、THEOの1%という手数料は割安と言えるでしょう。
コスト面だけでなく自分で何度も取引するとなると手間になりますし、投資に時間を割かなくていいことも自動運用の大きなメリットですね。
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手数料以上のリターンがTHEO(テオ)にあるか
THEOの1%という手数料が高くないとはいえ、それ以上の運用実績がなければ利益を得ることはできません。
資産運用で安定して確実に利益を出すというのは難しいことですが、ロボアドバイザーで長期的に投資を続けていくことで資産を築くことは可能です。
THEOを運営している「お金のデザイン」では、228通りある過去の運用実績が公開されているんですが、2017年度の利回り平均を見てみましょう。
2017年度のTHEO運用実績 | |
運用期間 | 利回り平均 |
1月 | -1.27% |
2月 | 1.05% |
3月 | -0.76% |
4月 | 0.17% |
5月 | 0.46% |
6月 | 1.26% |
7月 | -0.14% |
8月 | -0.22% |
9月 | 2.34% |
10月 | 1.75% |
11月 | -0.06% |
12月 | 1.60% |
2017年の利回り平均 6.18% |
THEOの手数料が年率1%ですから、それを差し引いても5%以上の利回りを確保できていますね。
100万円で運用していれば、年間5万円の利益は見込める可能性があるということです。
ちなみに最も好成績を残している運用パターンだと、約13%の利回りになっています。
このように1%以上の運用実績があれば、THEOにすべて任せても問題ないと言えますね。
私の運用実績もブログで公開しているので、よければ参考にされてみて下さい。
THEO(テオ)に任せれば分配金も自動再投資
THEOでは投資で得た分配金(利益)があった場合、購入単価に満たない現金部分と合わせて随時ETFの買い付けを行っています。
なので、完全に運用をまかせておけば毎日再投資ができるかをチェックして、組み入れるべきETFへ自動的に投資してくれるんです!
こうした機能も年率1%の手数料に含まれているので、効率良く投資を進めたい方にも最適ですね。
THEOの自動再投資では1銘柄1口の買い付けとなっていますが、ネット証券で同様に1銘柄1口を買い付けする場合は、5ドルほどの取引手数料が必要になってきます。
なのでネット証券で再投資するなら、一度にまとめて行わないと割高になるデメリットがあります。
ETF買い付けの経費率自体はTHEOでもネット証券でも変わらないので、手間を考えればTHEOに代行してもらった方がラクなのは間違いないですね。
運用益をすべて投資して複利効果を狙っていきたい方にも、THEOの自動再投資はおすすめですよ。
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主なロボアドバイザーで手数料を比較
THEOと同様に完全放置でおまかせできる人気ロボアドバイザーで、手数料をそれぞれ比較してみました。
サービス名 | 手数料(年率) |
THEO | 1% |
ウェルスナビ | 最大1.14% |
楽ラップ | 0.990% |
マネラップ | 0.991% |
どのロボアドバイザーに関しても手数料に大きな差はないことがわかりますね。
楽ラップはこの他に「信託財産留保額」が最大0.3%かかったり、マネラップは確定申告を自分でする必要があったりします。
ウェルスナビでは「長期割」サービスで手数料を最大0.90%にできたりと、各ロボアドバイザーには特徴があり、一概に手数料が高いか安いかで判断はできません。
ロボアドバイザーを選ぶ際には、それぞれのサービス内容もよく確認しておくことが大切です。
もちろん手数料は安いに越したことはありませんが、あくまでも参考程度に留めておくのがいいかと思いますよ。
手数料についてもう少し詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてもらえればと思います。
THEO(テオ)で支払った手数料は確認できる?
THEOでは毎月預かり資産額に対して手数料を支払う流れになっています。
この手数料に関しては、運営元のお金のデザインが報告書を作成しているんですが、THEOの運用画面から確認することができます。
THEOにログインして右上のメニューアイコンから、「お知らせ」⇒「運用報酬のお知らせ」を選択します。
そうすると、「運用報酬引落しに関するお知らせ」という以下のPDFファイルが開くはずです。
ここで月々いくらの手数料を支払っているかを確認することができます。
上記画像の場合だと、7月6日にTHEO口座から17円(税込)が引き落とされる感じですね。
こうしていくら手数料を支払っているのかが確認できると、利用者も安心できるかと思いますし、THEOを信頼できるポイントにもなるでしょう。
まとめ:THEO(テオ)の手数料は高くない!
ロボアドバイザーの手数料はメチャメチャ安い!とは言えませんが、すべての投資を一任できるサービスとして見れば手数料が高いわけでもありません。
投資を始めたいけど知識や経験がないという方には、むしろ1%で運用できるTHEOは割安と感じるかもしれませんね。
毎月の積立投資も自動的に進めることができますし、将来に向けての資産構築が手軽にできるのも嬉しいところ。
これなら忙しい方でも問題なく資産運用を続けていくことができます。
THEOは1万円からの少額投資ができるので、この機会にロボアドバイザーを体験されてみて下さいね。
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