ロボアドバイザーの「THEO」が、ドコモユーザー向けに提供しているのが「THEO+ docomo(テオプラスドコモ)」です。
名前からわかるように、ドコモの方が優遇される資産運用サービスになっています。
そこで、従来のTHEOと比較してTHEO+ docomoは何が違うのか、どちらがおすすめなのかが気になるところですよね。
THEOのサービス自体、まだあまり知らない方も多いかもしれません。
そこで今回は、ロボアドバイザー「THEO」と「THEO+ docomo」の違い・メリットを徹底解説、どちらがおすすめなのかをご紹介します。
【THEO+ docomoの要点まとめ】
- 運用金額に応じてdポイントが貯まる
- dカード利用のおつりを自動的に積立投資できる
- ドコモ口座と連携して資産管理ができる
- dアカウントでTHEOに簡単ログインできる
そもそもTHEO(テオ)とはどんなサービス?
- 投資・積立は1万円~
- 運用手数料は年率1%
- 売買・出金・為替手数料0円
- 特定口座で運用可能
- 24時間365日出金可能
「THEO」とは、日本初の独自開発された「ロボアドバイザー」で、個人投資家向けに提供されている投資一任運用サービスです。
資産運用アルゴリズムによって、常に最新の手法で効果的にお金を運用することができます。
もっと簡単に説明するなら、AI(人工知能)が自分の代わりに投資のすべてを代行してくれるサービスですね。
年率1%の手数料を支払うことで、THEOが投資の手間を自動化してくれるので、投資初心者でもシンプルに運用を始めることができます。
THEOは世界の約6,000種類のETF(上場投資信託)の中から、自分に合った最適な運用プランで自動分散投資することが可能です。
運用手続きはPCやスマホだけで完了するので、直接店舗へ来店するようなことは一切ありません。
▼すべて自動化する資産運用▼
THEO+ docomo(テオプラスドコモ)とは?THEOとの違いは?
「THEO+ docomo」とは、NTTドコモがロボアドバイザー「THEO」と提携して、2018年5月16日から提供開始された投資サービス。
THEOとの根本的な運用方法には特に違いはないので、資産運用を自動化するシステムはどちらを利用しても同じです。
ですが、THEO+ docomoにはTHEOにはない独自機能・メリットがいくつかあります。
- 運用金額に応じてdポイントが貯まる
- dカード利用のおつりを自動的に積立投資できる
- ドコモ口座と連携して資産管理ができる
- dアカウントでTHEOに簡単ログインできる
ここからは、THEO+ docomoのメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリット①:運用金額に応じてdポイントが貯まる
お預かり資産額(運用額)に応じて、dポイントが毎月貯まっていくお得なメリットがあります。
ドコモ回線の方とドコモ回線以外の方とで、お預かり資産額によるポイント獲得率が違ってきます。
- ドコモ:1万円につき1.5ポイント/月
- ドコモ以外:1万円につき1ポイント/月
例えば、50万円・100万円・300万円で運用した場合、dポイントの獲得数はそれぞれ以下のようになります。
ドコモ向けサービスなだけあって、やはり優遇されていますね。
また、THEOの運用手数料は年率1%なので、100万円を運用するなら年間1万円の手数料がかかります。
ですが、THEO+ docomoで100万円を1年間運用した場合、「1万円ー1,800ポイント=8,200円」になります。
つまり、THEOで運用するよりもTHEO+ docomoで運用した方が、実質的な手数料は年率0.82%と安くなるメリットがありますね。
これはTHEO+ docomoだからこその大きな魅力と言えます。
ロボアドバイザーの資産運用は長期間になるので、運用コストを削減できるのはありがたいところですね。
メリット②:dカード利用のおつりを自動的に積立投資できる
ドコモの携帯電話を利用していて、本人名義のdカードを持っている方であれば、THEO+ docomoで「おつり積立」を設定することができます。
「100円」か「500円」の設定金額に応じて、dカード決済金額の端数が「おつり」として自動積立されます。
この「おつり」はdカード決済ごとに毎日積立され、毎月1回にまとめて指定口座から引き落としされます。
例えば設定金額を500円にしている場合、350円のコーヒーをdカード決済で支払ったときは、差額の150円がおつりとして自動積立できます。
コツコツお金を貯めることが苦手な方でも、THEO+ docomoの「おつり積立」を活用すれば、dカードでいつも通りお買い物するだけで運用できますね。
毎月貯金するような感覚で投資を始めることができるので、無理なく資産運用を続けられるメリットもあります。
メリット③:ドコモ口座と連携して資産管理ができる
THEO+ docomoと「ドコモ口座」を連携することによって、ワンクリックで入金・一部出金を行うことが可能になります。
ドコモが提供する電子マネーサービスで、インターネット上でお買い物や送金が手軽にできるようになります。
ネットショップでのお買い物や、キャンペーンのキャッシュバックなどを受け取ることができたり、銀行口座へ払い出すことも可能です。
ドコモ口座は、スマホから約1分あれば無料開設できます。
THEO+ docomoへ毎回振り込みを行うのが面倒…と感じている方は、ドコモ口座と連携しておくと簡単に入出金ができるようになります。
ドコモ口座は他にネットショッピングなどの利用用途もあるので、ドコモユーザーの方は持っておくと便利ですね。
メリット④:dアカウントでTHEOに簡単ログインできる
お持ちのdアカウントとTHEO+ docomoを連携すると、毎回入力が面倒なログイン作業を簡略化できます。
一度アカウントを連携させておけば、初期登録するときの申し込みや実際に運用開始した後のログインでも、手間なく簡単に行えるようになります。
THEO+ docomoの資産運用は「基本放置」なので、あまりログインする機会もありませんが、たまに運用状況を確認するときもあります。
そんなときに、「ログイン情報を忘れてしまった…」ということもよくありますよね。
dアカウントを連携しておくと、そういった心配もなくなるので安心できます。
▼ドコモ向け自動運用サービス▼
THEOからTHEO+ docomo(テオプラスドコモ)へ切替可能
すでにロボアドバイザー「THEO」で運用中の方で、「THEO+ docomo」へ切り替えしたいと思っている方もいますよね。
特にドコモユーザーの方は、THEO+ docomoで運用した方がメリットも大きいです。
なので、ここからは「THEO」⇒「THEO+ docomo」に切り替える方法も解説しておきます。
運用口座が「THEO+(テオプラス)」の場合は、THEO+ docomoへ切替ができません。
また、一度切り替えると他のTHEO+サービスへ切替できないことと、THEOに戻すこともできないので注意して下さい。
それではスマホ画面を使って解説していきますね。
THEO+ docomoへ切り替える方法
まずはTHEOにログインしてから、画面右上の3本線マーク(メニュー)を開いて、一覧にある『設定』をタップします。
そうすると設定画面が表示されるので、『お客さま情報』の項目をタップします。
続いて「ご利用中サービス」にTHEOが表示されているので、すぐ下にある『THEO+ docomoへ切り替える』をタップします。
注意事項にチェックしてから、「個人情報に関する基本方針」を確認して、問題なければ下部の『THEO+ docomoに切り替える』ボタンをタップします。
これで「THEO」⇒「THEO+ docomo」への切り替え手続きは完了となります。
THEO+ docomo(テオプラスドコモ)とTHEOのおすすめはどっち?
THEO+ docomoは、ロボアドバイザーのTHEOと資産運用の方法自体に変わりはありません。
ここでどちらがおすすめなのか気になるところですが、ドコモでもドコモ以外の方でも一般的な「THEO」で申し込みしておくのがおすすめです。
THEOで定期開催される入金キャンペーンにするのがおすすめ
THEOでは2019年1月31日まで、口座に10万円以上入金するだけでキャッシュバックが受けられるキャンペーンが開催しています。
この入金キャンペーンは定期的に開催されていますが、THEO+ docomoからは参加することができません。
なので、まずは「THEOで開設申し込み」してから、入金キャンペーンでキャッシュバックを受けるのが最もお得と言えますね。
THEOで運用を開始しても、後からTHEO+ docomoへ切り替えることができますし、ドコモ回線の方でも問題ないかと思います。
また、このキャンペーンは新規登録者だけではなく、THEOで運用中の方全員が対象になっています。
なので一度参加済みであっても、また新しい入金キャンペーンに参加できるので、資金に余裕がある方ならキャッシュバックで運用コストを削減できますね。
10万円未満かつdポイント利用者はTHEO+ docomoがおすすめ
10万円も投資に回すお金がない…という方は、THEOのお得な入金キャンペーンの特典を受けられません。
ですが、1万円からの少額投資を始めることはできることと、THEO+ docomoはドコモユーザーなら1万円につき1.5ポイントが毎月貯まります。
普通に投資を続けているだけでdポイントが貰えますし、実質の運用手数料も割安になるメリットは大きいですね。
貯まったdポイントはAmazonやABC-MARTなど、様々なショッピングサイトで利用できるので、使い道にもそうそう困ることはないかと思います。
また、dカードを普段から活用されている方なら、貯金感覚で積立投資ができるTHEOにはない魅力があります。
いきなり10万円を超える投資はできないけど、dポイントを使ったりdカードでおつり積立したい方は、THEO+ docomoがおすすめですね。
▼ドコモ向け自動運用サービス▼
THEO+ docomo(テオプラスドコモ)のお得なキャンペーン
THEO+ docomoでは2019年3月13日まで、お得な積立キャンペーンが開催されています。
これは3ヶ月連続で1万円以上の自動積立を行うと、最大5,000dポイントが貰えるというキャンペーン。
3回積立を行ったうち、「一番低い月間積立額」に応じて進呈されるdポイントが決まります。
1ヶ月目が2万円の積立、2ヶ月目が5万円の積立、3ヶ月目が3万円の積立になった場合、一番低い2万円の積立額が基準になります。
※キャンペーン期間中一度でも出金したり、dポイントの進呈時点で口座解約していると対象外になります。
dポイント進呈時期は、条件達成の約2ヶ月後(月末)が予定されています。
また、2019年3月31日まで「10万円以上の投資かつおつり積立開始」で、100名に3,000dポイントが当たるキャンペーンも開催中です。
dカードを利用している方は、THEO+ docomo開設後におつり積立を設定しておくのがいいですね。
気になる方はキャンペーン詳細をチェックされてみて下さい。
THEO+ docomoの特徴・THEOとの違いまとめ
- 運用金額に応じてdポイントが貯まる
- dカード利用のおつりを自動的に積立投資できる
- ドコモ口座と連携して資産管理ができる
- dアカウントでTHEOに簡単ログインできる
「THEO+ docomo」とは、THEOをドコモ向けにしたロボアドバイザーサービスです。
運用額に応じてdポイントが貯まったり、dカード決済による「おつり積立」ができたりと、THEOにはない独自機能が追加されています。
AI(人工知能)の運用アルゴリズムはそのままに、ドコモ回線の方なら優遇されたメリットを受けることができます。
まずは1万円からの少額投資でもいいですが、資金に余裕がある方はキャンペーンに参加することも考慮して、10万円以上で始めることも検討していきましょう。
特にTHEOのロボアドバイザーは分散投資に優れていますが、ある程度の運用資金がなければ分散投資の効果を発揮できません。
ゆとりを持って資産運用をスタートすることも考えつつ、THEO+ docomoなのかTHEOなのか、自分のスタイルに合わせて選ぶようにしましょう!
▼こちらも合わせてどうぞ▼