2018年からスタートしたつみたてNISA(積立NISA)は、数千以上ある投資信託の商品から金融庁が規定している厳しい条件をクリアした銘柄に限定されています。
投資初心者にとっては選択肢が狭まったことで選びやすい環境になっているつみたてNISAですが、それでも160本ほどの商品・銘柄があります。
そこからどんな商品を選んだらいいのか、自分に適した銘柄はどれなのかが悩みどころでもありますね。
選ぶ投資信託によって運用成績が違いますし、インデックス・アクティブファンドで手数料・運用コストも違ってきます。
そこで今回は、つみたてNISAで実際に運用している経験をもとに、おすすめできる商品・銘柄や選び方のポイントを初心者向きに解説していきますね。
【この記事の要点まとめ】
- 初心者は低コストなインデックスファンドがおすすめ
- リターン重視ならリスクを取って米国株に集中投資
- 安定志向ならリスクを抑えたバランス型ファンド
つみたてNISA(積立NISA)の対象商品・銘柄は?
つみたてNISAで扱っている投資信託には、大きく分けて2種類あります。
- インデックス投信:経済成長に連動した運用
- アクティブ投信:プロの独自分析で運用
ETF(上場投資信託)も多少扱っていますが、主にこの「インデックス」「アクティブ」に投資することになりますね。
それぞれの取り扱い商品数や手数料などは、以下のようになっています。
インデックス | アクティブ | |
買付手数料 | なし | なし |
信託報酬 | 平均0.32% | 平均1.03% |
商品数 | 142本 | 18本 |
※2019年5月7日時点の対象商品になります。
※この他にETFが3本あります。
つみたてNISAの対象商品として選ばれた163本(ETF含む)は、金融庁が定めた厳しい条件をクリアした安心できる投資信託になります。
できるだけ手数料の安い優良商品だけに絞られているので、銘柄選びで失敗するということはないですね。
また、つみたてNISAでは買付手数料は無料(ノーロード)ですが、信託報酬という手数料がかかります。
これは投資信託を保有している間は支払い続ける必要があるもので、インデックス型の投資信託の方が平均コストが安い特徴があります。
つみたてNISA(積立NISA)の商品・銘柄の選び方
つみたてNISAの商品を選ぶときに、まず抑えておきたいポイントは以下の2つ。
- 運用時の手数料(信託報酬)が安いか
- 純資産総額が順調に伸びているか
それぞれ順に解説していきますね。
運用時の手数料(信託報酬)が安いか
信託報酬は先程お伝えしたように、投資信託を保有している間は手数料を支払い続けることになるもの。
インデックス投信なら平均0.3%ほど、アクティブ投信なら平均1%ほどの信託報酬がかかります。
つみたてNISAは20年間にわたって年間40万円までの非課税枠があります。
例えば信託報酬が0.3%と1%で毎月3万円ずつ積立したとき、年利3%で運用できたと仮定すると、20年後はどうなっているのかを見てみましょう。
信託報酬 | 0.3% | 1% |
元本累計 | 720万円 | 720万円 |
総資産額 | 約952万円 | 約876万円 |
純利益 | 232万円 | 156万円 |
投資した元本はともに720万円と同じですが、最終的な総資産額が大きく違っていることがわかります。
そして純利益を見ると、信託報酬0.3%の方が76万円も多い結果に。
このようにつみたてNISAは最長20年の長期投資ですから、運用コストの違いでその後の利益率に大きく影響するので、信託報酬はしっかりチェックしておきましょう。
純資産総額が順調に伸びているか
投資信託というのは多くの投資家から資金が集まってこそ、順調に運用が進んでいくというものです。
純資産が右肩上がりに上昇している商品に関しては、それだけ投資家からの需要と期待感が大きいことを意味します。
この純資産総額は、各投資信託の詳細ページからチェックすることが可能です。
例えば「楽天証券」の場合は、3ヶ月~最長5年間の純資産推移をグラフで確認することができますよ。
ここで純資産が減少傾向にあると、将来的に資金が枯渇して運用自体が止まってしまうリスクがあります。
なので投資信託を選ぶときは、信託報酬と合わせて純資産が増加傾向にあるかも重要なポイントとして把握しておきましょう。
なお、つみたてNISAで新しく運用が開始された投資信託に関しては、純資産総額が少なくパフォーマンスが不透明な場合もあります。
もし気になる商品で運用期間が浅いときは、なるべく人気シリーズで需要が高まることがある程度予想できる銘柄を選ぶことを意識するといいですね。
つみたてNISA(積立NISA)のおすすめ商品・銘柄5選
ここからはつみたてNISAの選び方を踏まえた上で、160本ほどある対象商品の中からおすすめできる銘柄5選をご紹介します。
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- ひふみプラス
それぞれ詳しく解説していきますね。
①:楽天・全米株式インデックス・ファンド
- 商品分類:インデックス型
- 運用会社:楽天投信投資顧問
- 買付手数料:なし(ノーロード)
- 信託報酬:0.1596%
- 純資産額:484.68億円(前年比+225.05%)
- 買付ランキング:1位(7/13時点)
- 積立ランキング:1位(7/13時点)
楽天・全米株式インデックス・ファンドは、米国株式市場の動きに連動する海外ETF(上場投資信託)になります。
愛称は楽天・バンガード・ファンド。
バンガードとは、運用資産残高が530兆円を誇る「世界最大級」の運用会社のことです。
このバンガードはインデックス・ファンドの世界シェアNO.1ということもあり、つみたてNISAの対象商品の中でも特に人気が高いETFですね。
この商品1つで米国株式全域に投資することができますし、信託報酬は約0.16%と非常に低コストなのも特徴です。
純資産も右肩上がりに伸びているので、つみたてNISAの長期運用にもおすすめできます。
楽天・全米株式インデックス・ファンドは、買付・積立ランキング共に人気No.1ですし、将来性にも期待できるおすすめ商品。
積立先としては「ポイント獲得」⇒「ポイント積立」ができる「楽天証券」を利用しています。
他の証券会社よりも実質的な手数料を安くできるため、効率的な投資ができますよ。
②:eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- 商品分類:インデックス型
- 運用会社:三菱UFJ国際投信
- 買付手数料:なし(ノーロード)
- 信託報酬:0.107892%
- 純資産額:507.52億円(前年比+210.81%)
- 買付ランキング:2位(7/13時点)
- 積立ランキング:2位(7/13時点)
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、日本を除く先進国の株式市場の値動きに連動する商品になります。
この商品1つでアメリカを中心に、イギリス・カナダ・スイスなどの先進国へ分散投資することが可能です。
世界経済は年々成長を続けているので、米国以外にも投資しておくと利益が得られる可能性も高くなりますね。
純資産の大きさは、楽天・全米株式インデックス・ファンドに匹敵する規模なので、それだけ投資家からの需要もあることがわかります。
特にeMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、信託報酬が約0.11%と最安レベルなことも大きなメリットですね。
維持コストが安ければ安いほど、つみたてNISAでの運用には効果的です。
eMAXIS Slimシリーズは投資信託の中でも信託報酬が安く、「先進国株式」は特に低コスト。
こちらも「楽天証券」で積立中ですが、ポイントの優遇が大きいので、手数料をカバーしてしっかり運用できますね。
③:eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- 商品分類:インデックス型
- 運用会社:三菱UFJ国際投信
- 買付手数料:なし(ノーロード)
- 信託報酬:0.15336%
- 純資産額:68.14億円(前年比+385.67%)
- 買付ランキング:18位(7/13時点)
- 積立ランキング:9位(7/13時点)
eMAXIS Slim 全世界株式は、日本を除く先進国および新興国の株式市場の値動きに連動する商品です。
eMAXIS Slimシリーズは投資家から人気がありますが、最近になって運用開始された新しい投資信託なので、純資産はまだ少ないですね。
この商品とよく似た「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」の方が人気が高いですが、信託報酬が「0.2296%」とeMAXIS Slimより高コストです。
楽天・全世界株式は投資先に「日本株」も含まれているので、その辺の違いとコスト面で選択肢が分かれてきますね。
また、ここ最近では「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」も有力候補になりつつあります。
こちらも日本を含む先進国および新興国が投資対象で、信託報酬は「0.15336%」と安く人気のある商品です。
eMAXIS Slim 全世界株式はつみたてNISAで選ばれる方も増えていますし、純資産も増加していることから、今後の投資先としてもおすすめできますね。
先進国を中心に新興国へも投資したい方は、選択肢の1つとして検討するのがいいですね。
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)は純資産も伸びつつあり、買付する人も増えてきている印象がありますね。
運用開始からまだあまり期間が経過していないので、少し不安要素もありますが、個人的には「楽天証券」で積立を継続していきます。
④:eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- 商品分類:インデックス型
- 運用会社:三菱UFJ国際投信
- 買付手数料:なし(ノーロード)
- 信託報酬:0.1512%
- 純資産額:289.55億円(前年比+112.22%)
- 買付ランキング:10位(7/13時点)
- 積立ランキング:6位(7/13時点)
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、日本を含む世界各国の株式、公社債・不動産投資信託証券市場の値動きに連動する商品になります。
このeMAXIS Slim バランスの特徴は、株式以外の投資先へも均等に分散投資できるという点ですね。
- 国内株式
- 先進国株式
- 新興国株式
- 国内債券
- 先進国債券
- 新興国債券
- 国内リート
- 先進国リート
これら8つの資産クラスに12.5%ずつ均等に投資できるのが魅力です。
つみたてNISAでは「債券のみ」や「リート(不動産)のみ」の投資信託は扱っていないので、基本的に国内外の株式メインになります。
ですが、株式含むバランス型の投資信託であれば、債券・リートにも分散投資することが可能です。
つみたてNISAのバランス型投信は、他にも「iFree 8資産バランス」という商品がありますが、こちらは信託報酬が「0.2376%」とやや高コストですね。
eMAXIS Slim バランスの方が低コストかつ純資産も大きいので、とりあえず1つの商品に絞るなら、この投資信託がおすすめですよ。
手軽ながら幅広く分散投資できますからね。
つみたてNISAは主に株式投資信託が中心なので、バランス型投信は債券・リートへ分散投資できる数少ない商品。
株式へのリスクを抑える目的で、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)も「楽天証券」で積立しています。
⑤:ひふみプラス
- 商品分類:アクティブ型
- 運用会社:レオス・キャピタルワークス
- 買付手数料:なし(ノーロード)
- 信託報酬:1.0584%(実質0.8424%)
- 純資産額:5929.62億円(前年比-2.71%)
- 買付ランキング:7位(7/13時点)
- 積立ランキング:7位(7/13時点)
ひふみプラスは、国内外の上場株式を主要な投資対象とし、市場価値が割安と考えられる 銘柄を選別して投資を行う商品。
アクティブ型の投資信託は、基本的に信託報酬が高いので敬遠されることもありますが、このひふみプラスは圧倒的なリターンで人気を集めています。
また、純資産は5,900億円以上あるので他と比べるともう規格外のレベルですね。
ひふみプラスの信託報酬は1.0584%と記載されていますが、実は「純資産総額」によって以下のように変更されます。
- 500億円まで:1.0584%
- 500億円を超える部分:0.9504%
- 1,000億円を超える部分:0.8424%
ひふみプラスの純資産は1,000億円を遥かに超えているので、実際は「0.8424%」の信託報酬で運用できるということです。
インデックス型よりはコストが高くなりますが、その分リターン率に期待できるので、つみたてNISAにひふみプラスも組み込んでおくのはおすすめです。
特につみたてNISAは運用益が非課税となるのが最大のメリットですし、利益率が高いほど節税効果も大きくなりますからね。
とはいえ、ひふみプラスだけに偏ってしまうと、それなりにリスクも大きくなってしまいます。
なので、先に紹介したインデックス型の商品と組み合わせて、リスク・リターンのバランスを取るのが望ましいですね。
ひふみプラスは2018年9月時点で純資産6,600億円ありましたが、日経平均株価が暴落したこともあり、一時期は5,000億円を下回っていました。
アクティブファンドなだけあって、やはりこういった局面でのリスクも高いですが、このまま継続して「楽天証券」で淡々と積み立てしていく予定です。
つみたてNISA(積立NISA)のおすすめ商品はすべて購入するべき?
ここまで読んで頂いた方の中には、すべて購入するべきか悩まれている方もいるんじゃないかと思います。
今回、つみたてNISAで私がおすすめした商品・銘柄は以下の5つ。
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- ひふみプラス
つみたてNISAをこれから始めるにあたって、いきなり複数の商品に積み立てするのは不安…という方も多いですよね。
そこで投資スタイル別に考えたおすすめ商品・銘柄も参考までにご紹介しておきます。
リスクを取って「利益重視」で運用したい方は…
とにかくリスクより資産を増やしたい…という場合は、楽天・全米株式インデックス・ファンドが一番おすすめですね。
米国市場に上場している株式は約4,000銘柄ほどありますが、そのほぼすべてに分散投資することができます。
米国株に集中投資するのでリスクは高めですが、それだけにリターンには期待できる商品です。
つみたてNISAは運用益の非課税が最大の魅力ですから、リターンが高い商品で運用するほど利益が出たときの節税メリットも大きくなりますね。
楽天・全米株式インデックス・ファンドは純資産総額も右肩上がりですし、投資家からの人気も絶えない商品です。
この投資信託をつみたてNISAで取り扱っている証券会社は「楽天証券」になります。
1本の商品で手軽に「分散投資」したい方は…
リスクは抑えつつ、なるべく安定した運用をしたい…という場合は、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)がおすすめですね。
株式だけだとリスクがどうしても高くなりがちですが、債券やリート(不動産)にも分散投資することで、価格変動のリスクを低減させることができます。
このバランス型ファンドであれば、1本で8つの資産へ均等に投資することができるため、あれこれ悩まずに積み立てることが可能です。
実質的な運用コストである信託報酬も最安水準ですし、運用後のリバランスもすべて任せられるので管理も手軽ですね。
高いリターンを狙っていくより、堅実的な資産運用をしていきたい方に向いている商品です。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、「楽天証券」や「SBI証券」で取り扱っていますよ。
つみたてNISA(積立NISA)は100円から購入可能
つみたてNISAはネット証券か大手都市銀行で、NISA口座を開設することで資産運用を始めることができます。
ここでネット証券からつみたてNISAを始めると、100円以上1円単位の少額から投資信託の買い付けを行うことが可能です。
100円だったら誰でも気軽に積み立てできますよね。
有名どころの大手ネット証券会社なら、どこであっても基本的に100円から買い付けできます。
ただ、ポイント還元などのメリットを考えると、お得に積み立てできるネット証券は「楽天証券」ですね。
投資信託のポイント投資ができることも魅力ですし、現金リスクゼロで投資を始められるので初心者にもおすすめのネット証券です。
楽天証券なら保有残高に応じてポイントが貯まる
楽天証券と「楽天銀行」を利用されている方であれば、投資信託の保有残高10万円ごとに4ポイントが毎月貰えます。
これだけでも年間48ポイントを貯めることができますね。
楽天証券と楽天銀行を口座連携させる「マネーブリッジ」を設定する必要がありますが、無料で簡単にできるので設定しておいて損はないです。
つみたてNISAは最長20年間の長期投資になるので、積み立てを継続していれば自然と残高も増えるため、ポイントも比較的貯まりやすいです。
投資信託を保有しているだけでポイントが貰えるのは嬉しいですよね。
なお、マネーブリッジを設定すると楽天銀行の金利もアップするので、楽天証券でつみたてNISAを始める際は必ず設定しておくのがいいですよ!
楽天カードクレジット決済を使うと1%ポイント還元
- 積立上限額は毎月50,000円(つみたてNISAは毎月33,333円)
- 毎月1日に自動積立・27日に引き落とし
- 決済額100円につき1ポイント還元
※未成年口座、ジュニアNISA、法人口座、iDeCoは対象外
楽天証券では、投信積立・つみたてNISAの積立代金を「楽天カード」のクレジット決済で引き落としすることもできます。
上限額は決まっていますが決済額に応じて1%ポイント還元なので、つみたてNISAなら年間最大約4,000ポイントが貯まります。
今のところ、ここまで高還元される金融機関は楽天証券以外にありませんね。
ポイント還元分を投資信託の信託報酬に充てられると考えれば、実質的な運用コストはもっと安くなります。
楽天証券のつみたてNISAは「ポイント積立」も利用できますから、貯まったポイントは投資に再利用することが可能です。
お得に積み立てしたい方は、楽天カード決済も活用するのがおすすめですね。
SBI証券のつみたてNISAなら投資枠を調整する必要なし
楽天証券以外でつみたてNISAを検討するなら、「NISA枠ぎりぎり注文」が利用できる「SBI証券」もおすすめできます。
従来の積立設定では、設定金額がNISA投資可能枠を超えると注文ができませんでしたが、残りに応じて自動で注文金額を調整するサービスです。
これにより、積立設定金額を微調整することなく、NISA投資可能枠を残さず使いきることができます。
つみたてNISAは年間40万円が上限なので、毎月33,333円と中途半端な積立額ですし、かと言ってこれ以上にすると上限値を超えることに…
逆にキリ良く33,000円の積立にすると、4,000円分の投資枠が余ってしまうことになります。
ですが、SBI証券のNISA枠ぎりぎり注文を活用すれば、積立額が年間投資枠を超えてしまっていても、枠に収まるよう注文できるのがメリットですね。
積立頻度のバリエーションも豊富
楽天証券では「毎日」か「毎月」の2択ですが、SBI証券のつみたてNISAだと以下の3種類から選択できます。
- 毎日
- 毎週
- 毎月
毎日だと細かすぎるし、毎月だと積立回数が少ないし…と感じている方は、「毎週積立」を利用することで適度なペースで投資が行えます。
各自の積立スタイルに合わせて「時間分散投資」ができるのも、SBI証券の強みと言えますね。
▼NISA枠ぎりぎり注文が便利▼
つみたてNISA(積立NISA)の元本割れリスクには注意しておこう
つみたてNISAで資産運用を始めるにあたって、必ず理解しておかないといけないのが、「元本割れリスク」があるということ。
つみたてNISAは、金融庁が数千以上ある投資信託の中から、長期運用に適した商品だけに厳選されています。
なので銘柄選びで大きなミスをすることはありません。
ですが、景気が悪化するような時期は一時的に損失を抱える可能性もあり、投資資金の元本を下回ってしまう場合もあります。
特に株式投資が中心となるつみたてNISAは、債券やリートへの投資と比べたら比較的リスクは高いと言えます。
「リスクはできるだけ抑えたい!」という方は、債券・リートにも投資できるeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)をメインに積み立てするのがいいですね。
それでも元本割れリスクがゼロになるわけではありませんが、株式が下落したときに損失額を最小限に抑えることは可能です。
このようなリスク分散は投資において必要不可欠なので、よく理解した上でつみたてNISAを始めるようにしましょう。
元本割れになっても慌てて売却しないように…
ここでご紹介したつみたてNISAのおすすめ商品・銘柄は、私自身も実際に積み立てして運用を行っています。
つみたてNISAは長期積立になるため、市場が変化することで含み損を抱えて元本割れになることも当然あります。
そこで投資初心者にありがちなのは、慌てて保有資産を売却してしまうことです。
短期的に見ればマイナスになることもありますが、長期的に見ればプラスへ転じることに期待できます。
また、つみたてNISAは一般口座・特定口座と違って、マイナス時に売却するメリットもほぼありません。
なので、元本割れしても慌てず淡々と積み立てを継続することが望ましいですね。
つみたてNISA(積立NISA)のおすすめ商品・銘柄と選び方まとめ
- 信託報酬が低コストかチェックする
- 純資産総額が増加傾向の商品を選ぶ
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- ひふみプラス
つみたてNISAは日本国内だけでなく、先進国や新興国など全世界に投資することができます。
日本の経済成長率は190ヶ国ほどある中で、150位とかなり下位の方に位置しているので、私的には国内だけでは不安しかありません。
先進国や新興国は伸びしろの大きい国がたくさんありますし、世界経済を成長させていくのはそういった国が多くを占めるんじゃないかと思います。
つみたてNISAは、成長率の著しい先進国や新興国の株式をメインに購入でき、ネット証券なら100円~1円単位で積み立てすることもできますからね。
投資信託を選ぶのが難しいという方には、バランス型の商品も用意されていますし、手軽に分散投資できるのもありがたいですね。
私の場合は「楽天証券」を利用していますが、つみたてNISAのポイント投資・積立や楽天カード決済などでお得に資産運用ができます。
還元されたポイントは積み立てに回せるので、現金リスクも効率よく抑えることが可能です。
つみたてNISAをどこで始めるか迷われている方は、楽天証券を利用することも検討されてみて下さいね!
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