つみたてNISAは運用益を非課税にできるメリットがあり、少額投資ができることから始める方も多いかと思います。
私自身も楽天証券のつみたてNISAを利用して積み立てを続けていますが、年間40万円までしか投資できないため、もっと投資したいと感じることがよくありました。
そこでより投資効率を上げるべく、特定口座でも投資信託の運用を始めることに。
つみたてNISAと特定口座を併用する大きな要因としては、ポイント還元を「最大化」することにあります。
そこで今回はその辺の理由を含め、新たに積み立てを開始した新規銘柄も合わせてご紹介します。
楽天証券の特定口座+つみたてNISAでポイント還元を最大化
楽天証券では、楽天カードクレジット決済で投信積立をすると、毎月の積立額に応じて100円につき1ポイント還元を受けることができます。
つみたてNISAもポイント還元の対象となっているので、年間上限枠40万円を積み立てすると4,000ポイントを獲得できる計算です。
月計算だと33,333円まで積み立てできるため、毎月333ポイントの楽天スーパーポイントを貯めることができますね。
ただ、楽天カードクレジット決済では積立上限額が「毎月50,000円まで」に設定されています。
なので最大500ポイント、年間なら6,000ポイントまで貯めることが可能です。
ですが、つみたてNISAだけでは制度上、楽天カードクレジット決済の積立上限額まで投資することができません。
ポイント還元を最大化したい方は、つみたてNISAと特定口座も併用して運用することが必要になりますね。
毎月33,333円を超える投信積立をする予定がある場合は検討されてみて下さい。
楽天カード決済で積立すると実質、運用コストも抑えられる
楽天カードクレジット決済はポイント還元メリットがあるため、実質的に運用コストを抑える効果にも期待できます。
投資信託には、保有中に「信託報酬」という手数料がずっと発生することになります。
投資信託を保有している間は、運用・管理費として投資家がずっと支払い続ける手数料のことです。
信託報酬は投信によって異なりますが、基本的には「年率1%前後」がかかります。
なので、投資信託の長期運用になるつみたてNISAなどでは、この信託報酬を安く抑えることが重要になってきますね。
特定口座の併用で、年間最大6,000円分までポイントでカバーできる
信託報酬の違いで利益率に差が出てきますが、楽天証券の楽天カードクレジット決済なら獲得したポイントで手数料をカバーすることができます。
これまでに貯めた楽天ポイントは積立資金に充てることも可能ですから、実質的に運用コストを低減できるのが大きなメリットと言えます。
つみたてNISAだけでも年間4,000ポイント、特定口座も併用すれば年間6,000ポイントまで獲得できるのは大きいですね。
正直、楽天証券の楽天カードクレジット決済を利用しない手はありません。
楽天証券の投資信託すべてが買付手数料を無料化
基本的にはどこの証券会社でも、投資信託には買付手数料ありの「ロードファンド」と買付手数料無料の「ノーロードファンド」があります。
ちなみに、つみたてNISAではノーロードファンドに限定されています。
特定口座ではロードファンドを含む投資信託が購入できるため、投資初心者は銘柄を選ぶときに注意が必要です。
ですが、楽天証券では2019年12月16日より、すべての投資信託の買付手数料が無料化されます。
今までのノーロードファンド1,300本以上に加えて、新たにロードファンドだった1,200本以上が手数料無料に!
これで特定口座でも買付手数料を気にせず、幅広い銘柄に投資することができます。
投資初心者をはじめ、多くの方にとって投資信託での資産形成が始めやすくなったと言えます。
なお、投資信託の買付手数料無料化はマネックス証券をはじめ、SBI証券でも実施されるので、大手ネット証券ではどこも差はなくなりますね。
楽天証券の特定口座で新たに積立を開始した銘柄
つみたてNISAとは別に特定口座で積み立てを開始した銘柄は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」になります。
eMAXIS Slimシリーズは、業界最安水準を誇る運用コストで投資家からの人気が高いファンドですね。
シリーズの中でも特に信託報酬が安いのがeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)で、2019年11月12日より以下の信託報酬に変更されました。
- 変更前:年率0.165%(税抜 年率0.150%)
- 変更後:年率0.0968%(税抜 年率0.088%)
S&P500を投資対象としている銘柄としてSBI・バンガード・S&P500もあり、信託報酬が年0.0938%程度とこちらも非常に低コストです。
ただ、SBI・バンガード・S&P500は2019年9月26日に開始されたばかりで、純資産総額は12月6日時点で56億円ほどですね。
対してeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、2018年7月3日開始から1年3ヶ月で純資産総額は380億円を超えています。
純資産は右肩上がりに増えていて、多くの投資家からも期待されている銘柄と言えます。
米国株式をメインに投資したい方は、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)がおすすめですよ。
ちなみに、つみたてNISAにもおすすめな他の銘柄もご紹介しているので、合わせて参考にされてみて下さい。
積立注文で楽天ポイントを使うと、SPU+1倍になってお得
Super Point Up Programの略で、楽天の各サービスを使うことで、ポイント倍率があがるお得なプログラムです。
楽天証券では、毎月「500円以上」かつ「1ポイント以上」利用で積み立てすると、楽天市場のSPU+1倍になる特典があります。
SPUの判定対象は、投資信託の積立注文以外に通常注文も含まれます。
楽天ユーザーなら間違いなく設定しておいて損はありません。
投資信託を積み立てるだけで毎月SPU+1倍になってお得ですし、少額かつ大量ポイントを使用する必要もないので誰でも条件を達成できますよ。
投信積立で楽天スーパーポイントの消費効率を上げたい方は
楽天証券のSPU+1倍の条件を達成するだけなら、1ポイントだけ利用する方法でも問題ありません。
ただ、楽天ポイントの使い道が特にないし、投資信託の購入資金に充てたい…という方もいますよね。
そんな方は毎月の積立額に合わせたポイント利用がおすすめで、私自身は現在100ポイントで設定しています。
というのも、楽天カードクレジット決済を使って積み立てしているので、毎月積立額に応じて100円につき1ポイントが貯まります。
ここでつみたてNISA+特定口座でポイント対象の上限額50,000円で積み立てた場合、1ポイント利用でも100ポイント利用でも499ポイント獲得になります。
つまり、獲得できるポイントに差はないということですね。
仮につみたてNISAで月33,333円の積み立てなら、33ポイント利用で設定しておくのがベストでしょう。
まだまだポイントを使いたい…という場合は、通常注文でポイント投資するのがいいですね。
積み立てで獲得できるポイントを最大化しつつ、同時にポイント投資で現金リスクを低減できるのでおすすめですよ。
楽天証券なら、ポイントで株投資も可能に!
楽天証券では投資信託のポイント投資に加えて、2019年10月28日より「ポイント株投資」も開始されています。
国内株式(現物取引)の購入代金と、手数料の一部または全額に楽天ポイントを利用することが可能。
NISA口座や特定口座での取引、PTS夜間取引にも対応しています。
また、国内株式 現物買付のポイント利用設定を一度行うだけで、取引ごとに設定する必要もないので手間もかかりません。
ポイント投資が「投資信託」と「株式」でできるようになったことで、より使い道や選択肢が広くなったのは嬉しいですね。
投資初心者でも手軽に始められる環境がどんどん整ってきているあたり、さすがは楽天証券だなと感じます。
株式のTポイント投資なら「ネオモバ」
ネオモバことSBIネオモバイル証券では、Tポイントを利用して株式投資を行うことができます。
Tユーザーであれば、ネオモバを利用するメリットがありますね。
また、S株(単元未満株)に対応しているので「1株から」でも手軽に購入できます。
まずは少額投資で始めてみたい…という方にも向いています。
楽天ポイントよりもTポイントが貯まる機会が多い方は、ネオモバのポイント株投資も検討してみて下さいね。
まとめ:楽天証券で特定口座とつみたてNISAを上手く併用しよう
少額投資かつ運用益が非課税のつみたてNISAは、多くの投資家や投資初心者からも選ばれつつある資産運用方法です。
資金拘束などの制限もないので気軽にスタートできますし、楽天証券ならポイント投資ができるので非常に便利ですね。
楽天カードクレジット決済も活用すれば、毎月の積み立てに応じてポイントも貯まっていきます。
ただ、つみたてNISAだけでは獲得できるポイント上限まで投資できないため、特定口座でも投資信託を積み立てる方が還元率は高くなります。
とはいえ、ポイント還元だけを目当てとして無理に投資する必要はありません。
つみたてNISAの範囲を超えて投資する余剰資金がある場合は、特定口座の併用も検討されるのがいいかと思いますよ。
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