2019年現在では、Tポイントや楽天スーパーポイントを利用して投資を始める人が急増しています。
ポイント投資は現金を使う必要がないので、投資初心者でも気軽に利用できることが人気の理由でもありますね。
そこで、Tポイント投資と楽天ポイント投資はどっちがおすすめなのか…という疑問を持っている方も多いかと思います。
個人的にはTポイント投資も楽天ポイント投資もおすすめなサービスですが、それぞれ対象となる金融商品が違うので運用結果も違ってきます。
そこで今回は、Tポイント投資・楽天ポイント投資の特徴なども合わせて、サービス内容を徹底比較していきますね。
【ポイント投資の比較まとめ】
- どちらも少額から始められる
- 株式のポイント投資は「ネオモバ」がおすすめ
- 投信のポイント投資は「楽天証券」がおすすめ
Tポイント投資ができるサービス【SBIネオモバイル証券】
日本で初めて株式をTポイントで購入できるサービスを開始したのが、「SBIネオモバイル証券」です。
ネオモバという通称で知られていますが、2019年4月10日から始まったモバイル専業のネット証券ですね。
普段から貯めているTポイントを使って、1株から株式を購入することができます。
T会員数はすでに6,900万人を超えているため、Tポイント利用者も非常に多いことがわかります。
投資に興味がある方はポイントの使い道として、ネオモバのTポイント投資は有力な候補になってくる可能性が高いですね。
500ポイントのTポイントがあれば株を購入できるので、気軽に投資を始めてみたい方にも向いているサービスです。
楽天スーパーポイント投資ができるサービス【楽天証券】
ポイント投資のブームを巻き起こしたとも言えるのが「楽天証券」です。
楽天証券では、業界初となる楽天スーパーポイントで投資信託が買えるサービスを開始。
楽天ポイントは1ポイントから利用することが可能で、投資信託は100円から購入することができます。
楽天は70以上のサービスを展開し、会員数はすでに1億人を超えるほどの規模ですから、普段ポイントを利用する人もかなり多いですよね。
また、「楽天カード」や「楽天銀行」を利用していると、楽天ポイントがどんどん貯まっていきます。
楽天証券では投資信託を少額から購入できますし、楽天ポイント投資とも非常に相性が良いですね。
Tポイント投資・楽天ポイント投資共通のメリット
Tポイント・楽天ポイントを使ったポイント投資には、共通のメリットがあります。
- 現金リスクなしで投資ができる
- ポイントを等価交換で現金化できる
それぞれ簡単に解説しておきますね。
メリット①:現金リスクなしで投資ができる
ポイント投資の最大のメリットは、なんと言っても現金を使わなくていいことです。
投資は損をすることもありますが、仮にマイナスになったとしてもポイントを失うだけですからね。
特に大きなダメージはないので、ストレスフリーで投資を始めることができます。
もしポイント投資で購入した株や投信が値上がりすれば、ポイントが利益に変わるのでお得感もあります。
投資初心者だといきなり現金投資は少しハードルが高い…と感じるものですが、ポイントで気軽に投資を経験できるのは本当にありがたいですよね。
私も貯まったポイントは基本的に投資へ回しています。
メリット②:ポイントを等価交換で現金化できる
Tポイントや楽天ポイントを直接現金化して使いたい…と考える方もいますよね。
ですが基本的に等価交換で現金に交換する方法は、ポイント投資以外にありません…
例えばTポイントを現金化するなら、ジャパンネット銀行を利用することも可能ですが、換金率は85%になっています。
これだとポイントを損することになりますが、ポイント投資で株や投信を買うことで等価交換することが可能です。
ポイントは「1ポイント=1円」として使えるので、購入してすぐに売却するとほぼ損をすることなく現金化できますね。
また、保有して値上がりしてから売却すれば等価交換以上になりますし、個人的には長期保有して積み立てる方法もおすすめですよ。
Tポイント投資・楽天ポイント投資共通のデメリット
次にTポイント・楽天ポイント投資のデメリットも見ておきましょう。
- 投資でポイントを失う可能性がある
- 短期間で大きな利益は得られにくい
こちらもそれぞれ簡単に解説しますね。
デメリット①:投資でポイントを失う可能性がある
株式や投資信託への投資は、買ったときよりも値下がりしてしまうと損をすることになります。
現金投資ではなくポイント投資なのでほとんどリスクはありませんが、ポイントとは言ってもムダにはしたくないですよね。
現金の代わりとして利用できるわけですし、安易な使い方は避けたいところ…
できるだけポイントを失いたくない場合は、購入した銘柄をすぐに売却して現金化するのが望ましいですね。
価格が大きく変動する前に売却すれば、ほぼ損をすることもありません。
デメリット②:短期間で大きな利益は得られにくい
Tポイントでも楽天ポイントでも、大量にポイントが貯まることは早々ないかと思います。
私の体感的には、お得なキャンペーンなどを上手く活用すれば年間30,000~60,000ポイントは貯められるかなぁという感じですね。
仮に年間60,000円分のポイントが貯まった場合、月計算にすると5,000円分のポイント投資ができます。
ですが、あくまで少額投資の範囲ですから、短期的な利益にはあまり期待できません。
投資による運用益を優先するなら、「ポイント投資」+「現金投資」で資本を増やすほかないですね。
個人的には無理に利益を狙うリスクは高いので、長期的にポイント積立を行いつつ、余剰資金があれば投資に回して運用するのがいいかと思います。
Tポイント投資・楽天ポイント投資の違いを比較
Tポイント・楽天ポイント投資のサービス内容を、わかりやすく表にまとめて比較してみました。
Tポイント投資 | 楽天ポイント投資 | |
証券会社 | SBIネオモバイル証券 | 楽天証券 |
投資対象 | 国内株式 | 投資信託 |
最低投資額 | 500円~ (500P) | 100円~ (100P) |
サービス利用料 (税抜) | 月200円~※1 | 無料 |
買付手数料 | 無料 | 無料※2 |
ポイント還元 (毎月) | 200P 利用料の1% | 残高10万円ごとに4P 楽天カード積立で1% |
NISA | × | 〇 |
※1:月間の国内株式約定代金合計額に応じて変動します。
※2:ノーロード(手数料0円)ファンドに限ります。
ネオモバのTポイント投資は500ポイントから、楽天証券の楽天ポイント投資は100ポイントから少額投資ができます。
どちらも大量ポイントは必要ないので、手軽さで言えばそれほど大きな違いはありません。
ただ1点注意しておきたいのは、ネオモバを利用する場合は「サービス利用料」が必要になることですね。
約定代金合計額が月間0円~50万円までは月200円(税込220円)で利用できます。
サービス利用料はいつでも一時停止することができるので、使っていない期間は利用料をムダに支払う心配はありません。
また、ネオモバのサービス利用中は200ポイントの期間固定Tポイントが付与されるため、実質的にはほぼ無料で取引を行うことができますね。
楽天証券では利用料がかからないので、特に気にすることなく楽天ポイント投資ができます。
ただ、投資信託の中には手数料ありの「ロードファンド」もあるため、ポイント投資する際は注意して下さい。
少額から株取引を始めるなら【Tポイント投資】
これから株式投資を始めようと考えている方は、「ネオモバ」のTポイント投資がおすすめです。
楽天ポイントでは投資できませんが、Tポイントユーザーなら利用するメリットはかなり大きいですね。
ポイントの使い道がなければ等価交換で現金化することができますし、長期保有で利益を得ることもできます。
ネオモバは主要ネット証券で最も利用されているSBI証券と、貯まる・使える店数No.1のTポイントを扱うCCCマーケティングが共同出資した会社です。
また、システム・セキュリティは約20年の実績を誇るSBI証券のものを継承しているので、資産は安全に管理されていて安心です。
Tポイントが500ポイントほどあれば「みずほフィナンシャルグループ」や、「ヤフー」「りそなホールディングス」などの株が購入できますよ。
ネオモバは1株単位で買い付けできるため、少額から手軽に株式投資が始められることも初心者向きと言えますね。
いつでもスマホで簡単に取引ができるので、さっそくTポイント投資を始められてみて下さいね!
少額から投信積立を始めるなら【楽天ポイント投資】
投資信託の積み立てを始めるなら、楽天スーパーポイントで買い付けができる「楽天証券」がおすすめです。
楽天証券の投資信託は2,600本以上の豊富なラインナップがあり、その約半数はノーロード(買付手数料0円)ファンドになっています。
100円から1円単位で少額投資ができるため、楽天ポイントをあまり保有していない方でも始められますね。
楽天証券は誰もが知る楽天グループが運営しているので、安心して利用できる人気のネット証券でもあります。
楽天カードや楽天銀行を普段から使っている方はポイントも貯まりやすいですし、楽天証券のポイント投資とも相性が抜群ですよ。
また、楽天カードで投信積立を行うとポイント1%還元を受けることもできます。
ポイント投資ができるだけでなく、積み立てしながら楽天スーパーポイントを貯めることもできるのでお得ですよね。
投信積立は一度設定するだけで、あとは自動的に毎月一定額を買い付けしてくれますから、投資に手間もかかりません。
楽天ポイントを持て余している方は、楽天証券のポイント投資で有効活用されてみて下さい。
SBI証券でもTポイントを利用した投信買い付けが始まる
2019年7月20日から「SBI証券」でも、Tポイントで投資信託の買い付けができるようになります。
ネオモバでは株式がTポイント投資の対象ですが、SBI証券の口座を持っておくと投資信託にも利用することができますね。
また、このサービスが開始するとTポイントが使えるだけでなく、取引などに応じてTポイントを貯めることも可能に。
SBI証券では今まで「SBIポイント」を貯めることができましたが、投資に利用することはできませんでした。
なので、TポイントユーザーにとってはSBI証券を選ぶメリットが大きくなったと言えます。
Tポイント投資の対象となる投資信託は2,600本以上あるため、ラインナップの豊富さは楽天証券とほぼ互角です。
投資信託のポイント投資に関しては、楽天証券とSBI証券の2択になりそうですね。
まとめ:Tポイント投資・楽天ポイント投資はどちらもおすすめ
- Tポイントで株を買うなら「ネオモバ」
- 楽天ポイントで投信を買うなら「楽天証券」
- Tポイントで投信を買うなら「SBI証券」
※SBI証券のTポイント投資は7月20日開始予定。
今回はTポイント投資と楽天ポイント投資で徹底比較しましたが、結論的にはどちらもおすすめのサービスです。
現金リスクがなく少額からポイント投資ができるため、投資への参入ハードルも低く初心者でも始めやすいですね。
現にポイント投資で投資家デビューしている方は急増しています。
将来のことを考えれば、今のうちから資産運用を始めておく方がいいと考えている方も多いでしょう。
2019年に入ってから投資への関心が高まりつつありますし、ポイント投資ができると知って始めてみたいと感じている方もたくさんいますよね。
Tポイントも楽天ポイントも日常生活で欠かせない便利なポイントサービスです。
知らないうちに結構ポイントが貯まっていくので、特に使い道がなければ宝の持ち腐れになってしまいます…
そんなときに有効活用できるのがポイント投資なので、この機会にTポイント投資・楽天ポイント投資を始めていきましょう!
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