クラウドバンクは、ソーシャルレンディングサービスの中でも順調に運用実績を伸ばしている事業者です。
ソーシャルレンディングは少額投資ができ、待っているだけでコツコツ利益を得ることができるため、ここ最近は注目度も上がってきていますね。
金融庁が「匿名化解除」を公表したことで、今後はより透明性のある投資が行えるようになります。
ソーシャルレンディングは事業者選びで迷うことも多いので、まずは信頼できる運用実績があるかどうかが気になるところ。
クラウドバンクの案件は、サービス開始から今まで「元本割れなし」で運用が非常に安定しています。
そこで今回は、クラウドバンクの運用・利回り・分配金などの実績を解説していきます。
クラウドバンク「累計応募金額」の実績
- 2019年3月:約490億1,700万円
- 2018年:約269億8,300万円
- 2017年:約123億6,100万円
- 2016年:約61億2,000万円
- 2015年:約29億1,500万円
- 2014年:約2億1,700万円
クラウドバンクは2013年12月から募集を開始していますが、2019年7月25日時点で累計応募金額が595億円を突破しています。
6年ほどの期間で600億円にも達する勢いで実績を伸ばしていますね。
また、4月・5月・6月・7月の4ヶ月間で100億円以上増えているため、単純に計算しても「月25億円」ペースですから実績の大きさを実感します。
ユーザー利用実績も2019年5月時点で30万件を超えているので、それだけクラウドバンクに信頼を置いている投資家は多いことがわかります。
応募額の伸び率から考えても、クラウドバンクで投資を始める方は増えているんじゃないかと思います。
特に仕事で忙しい会社員やサラリーマンは、投資に興味があっても時間が取れないこともあるので、ソーシャルレンディングを選ぶ割合は今後も増加しそうですね。
ソーシャルレンディング事業者の累計応募金額を比較
事業者 | サービス開始 | 累計応募額 |
maneo (マネオ) | 2008年10月 | 1,644億円以上 |
SBIソーシャルレンディング | 2011年9月 | 1,005億円以上 |
クラウドバンク (CrowdBank) | 2013年12月 | 595億円以上 |
クラウドクレジット (CROWD CREDIT) | 2014年6月 | 210億円以上 |
OwnersBook (オーナーズブック) | 2014年9月 | 122億円以上 |
LENDEX (レンデックス) | 2017年7月 | 22億円以上 |
CREAL (クリアル) | 2018年11月 | 15億円以上 |
Funds (ファンズ) | 2019年1月 | 4億円以上 |
※2019年7月25日現在の応募総額になります。
ソーシャルレンディングは「maneo」が先陣を切って開始しています。
運営も10年以上になるので、応募額もかなり大きいですね。
「SBIソーシャルレンディング」も1,000億円を突破していますが、クラウドバンクは次いで業界3位の累計応募額です。
ここ最近にサービスを開始した「CREAL」や「Funds」も非常に注目されていますが、実績はまだまだこれからですね。
ちなみに「Funds」は募集案件が少ない割に人気はかなり高いので、募集が開始されるたびに争奪戦になっています…
その点、クラウドバンクは募集案件がなくなることは早々ないので、安定して投資できることが募集額増加にも繋がっているんでしょう。
クラウドバンク「ファンド(案件)」の運用実績
- 運用中ファンド:759件
- 運用開始前ファンド:50件
- 募集中ファンド:4件
- 成立ファンド:10件
- 不成立ファンド:0件
募集額が集まっていても、実際にファンド(案件)が運用されているのか…という実績も重要です。
ソーシャルレンディングはこうした「健全性」も求められますが、クラウドバンクではこれまでのファンド運用実績を確認することができます。
2019年7月25日時点で運用が終了しているファンドは694件あります。
そしてクラウドバンクでは「元本回収率100%」なので、今までに元本割れしたことは一度もありません。
クラウドバンクは証券会社が募集取り扱いを行うため、安定性の高いファンドが集まっていることも要因の1つと言えそうです。
また、募集案件ごとに「運用額を上回る評価額の担保等」が設定されています。
万が一、融資先で回収が困難な事態になったとしても、担保等で回収できる可能性が高いので元本割れリスクは抑えられる仕組みになっています。
クラウドバンクが多くの案件を運用していながら、今まで元本回収率100%を維持できていたのは、こうした仕組みの上で運用を行っているからですね。
クラウドバンクの取り扱いファンド
クラウドバンクでは、多彩なテーマで選べるファンドが用意されています。
- 上場企業事業拡大支援ファンド
- 中小企業支援型ローンファンド
- 太陽光発電ファンド
- 風力発電ファンド
- バイオマス発電ファンド
- 米国不動産ローンファンド
- 国内不動産担保型ローンファンド など
例えば、「OwnersBook」「LENDEX」「CREAL」は不動産ファンド、「クラウドクレジット」は海外ファンドに特化しています。
ですがクラウドバンクでは、1つのテーマに限らず投資先として選べる選択肢が多いので、複数に投資してリスクを分散させることもできますね。
案件も随時募集されているため、じっくり選べるのもクラウドバンクの嬉しいところです。
クラウドバンクは短期運用案件が多く投資しやすい
ソーシャルレンディングのデメリットは、運用開始から終了まで「資金拘束」されてしまうことですよね。
運用期間が長い案件ともなれば、1~2年以上資金が動かせないことも…
当分使うことのないお金であれば問題ないんですが、個人的には事業者リスクを考慮するとできれば1年以内に留めておきたいですね。
クラウドバンクでは1年以内で運用が終了する案件が多いので、比較的投資しやすいソーシャルレンディング事業者です。
短期であれば3~6ヶ月ほどで運用できる案件もあるため、投資経験が浅いうちは拘束期間が短い案件の方が安心できますね。
ある程度投資リスクはありますが、許容できる方はクラウドバンクで運用してみることも検討してみて下さい。
▼元本回収率100%/信頼の運用実績▼
クラウドバンク「分配金総額」の実績
- 2019年3月:約13億200万円
- 2018年:約6億6,800万円
- 2017年:約3億3,500万円
- 2016年:約1億6,200万円
- 2015年:約5,400万円
クラウドバンクの分配金実績は、2019年7月25日時点で14億円以上となっています。
2017年と2018年で比較すると2倍近く実績を伸ばしていますが、2019年度はさらに分配金総額の増加率が高いですね。
今まで貸し倒れもないので、堅実かつ安定した運営を行っています。
クラウドバンクは過去2回(2015年・2017年)に行政処分を受け、分配金の遅延も発生していた経歴もありますが、最終的にはすべて償還(返済)されています。
また、実績平均利回りは年率6.99%(税引前)となっているため、銀行の定期預金などと比べて圧倒的なリターンにも期待できます。
大手都市銀行の定期預金に1年間預けても年利0.01%ですから、クラウドバンクで運用した方が得られる利息は大きいですね。
実際にクラウドバンクの案件に投資してみた運用実績を公開
私がクラウドバンクで運用を開始したのは2018年8月なので、ちょうど1年くらいの運用になりますね。
投資額は2万円からスタートして、徐々に元本を増やしながら2019年7月25日現在では約17万円ほどになっています。
これまでの累計分配額は「2,340円」です。
元本が少額なので大した金額に感じないかもしれませんが、基本何もせず放置しているだけで利息が得られるのは嬉しいですね。
最近元本を追加したばかりなので、今後はもう少し利息が増えるんじゃないかと思います。
クラウドバンクは実績的にも信頼できそうなので、余った余剰資金はこちらに回していく予定です。
リスク分散も兼ねてクラウドバンク以外でも運用中
クラウドバンクだけだと、万が一のときにすべての資産を失う可能性もゼロではないので、他のソーシャルレンディングにも分散投資しています。
投資先として選んだのは、今注目度の高い「Funds」です。
Funds(ファンズ)は予定利回り1.5~6%(年率・税引前)とやや低めですが、1円単位で少額投資できることが魅力の1つ。
また、Fundsで募集される案件は上場企業や成長に期待できるベンチャー企業なので、比較的安心感があり信頼できますね。
ただ、先にお伝えしたようにFundsの投資はかなり人気なので、募集案件が少ないうちはなかなか投資できないのがネック…
参加企業は今後続々と追加されていく予定なので、いずれは解消されていくんじゃないかと思います。
個人的にはクラウドバンクで運用しつつ、チャンスがあればFundsでも投資するのが良さそうですね。
事業者リスクも分散できますから、2社とも開設しておいて損はないです。
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ソーシャルレンディング以外の運用もおすすめ
クラウドバンクやFundsのようなソーシャルレンディングは、ミドルリスク・ミドルリターンの資産運用になります。
もっと低リスクで投資初心者でも少額から始められるサービスなら、
- ロボアドバイザー
- つみたてNISA
この辺の資産運用がおすすめですね。
例えば、ロボアドバイザーの「ウェルスナビ」や「THEO(テオ)」だと、最初に入金するだけであとは自動ですべて運用してくれます。
私自身も両方併用して運用を行っていますが、基本放置なのでまったく手間はかかりません。
また、つみたてNISAは運用益を「非課税」にすることができるため、投資しながら税金対策も行えるのでメリットは大きいですね。
つみたてNISAは買い付ける商品を選ぶ必要があるので若干ハードルは上がりますが、自動的に毎月積み立てが可能なのでとても手軽です。
ソーシャルレンディング以外で運用するなら、ロボアドバイザー・つみたてNISAも検討されてみて下さい。
クラウドバンクの運用実績・利回り実績・分配金実績まとめ
クラウドバンクは投資家からの信頼があり、累計募集金額も業界3位と順調に伸ばしてきています。
今まで一度も元本割れはなく、案件には運用額を上回る評価額の担保等が設定されているので、運用リスクも抑えられて比較的安心できます。
平均利回りはやや高めで運用期間は短い案件が多く、選べるテーマは複数あるので分散投資にも向いていますね。
運用実績も安定していますし、クラウドバンクは投資しやすいソーシャルレンディング事業者と言えます。
もちろん投資なので元本割れリスクがないわけではありませんが、これまでの実績から考えると投資先としてはおすすめです。
ソーシャルレンディングの事業者選びで迷われている方は、クラウドバンクでさっそく運用を開始されてみて下さいね!
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