これからまさに資産運用を始めようと思っている方は、資産の運用先やこれからの方向性などで悩むこともあるんじゃないでしょうか。
ですが、運用を開始する前に基本的な運用方法や、事前に用意しておくものなども知っておいた方がスムーズにスタートさせることができます。
そこで今回は、資産運用を始めるための事前準備として、基本的に知っておいてほしいことをまとめました。
資産運用を始める前に
資産運用はその名の通り、自分の資産を使ってお金を運用していくことなので、普通の投資とは違って将来の計画性を持って始めることが大切です。
あくまでも資産運用は一発逆転を狙ったものではなく、今ある資産を安定的に増やし続けることが目的なので、その点については間違えないようにしましょう。
これはつまり、資産運用に回しても何の問題もないと言える「余剰資金」の範囲内で行うことです。
短期的に利益を得ようと必要以上の資金を使ってしまうと、冷静な判断ができなくなって資産運用自体が立ち行かなくなる可能性が高いんです。
なので、資産運用を始める前に以下のポイントは抑えておきましょう。
- 一発逆転は狙わず安定した資産構築を目指す
- 精神的に余裕の持てる余剰資金を使う
基本的な資産運用のやり方
資産運用を行って上手くお金を増やしていくには、基本的な運用のやり方を知っておく必要があります。
どのように資産運用を進めていくのかというと、
- 一度に大きな資産を使うのではなく長期に分散する
- 毎月一定額をコツコツと積み立てしていく
- できれば運用で得た利益も積立して複利効果を狙う
これらを守って運用を続けていけば、将来的には大きな資産が積み上がっている可能性が高くなります。
お金を増やすというのは消費するときの何倍もエネルギーが必要ですから、そう簡単には増やすことはできません。
そして投資というカテゴリーである以上はリスクが必ずあるので、どうリスクを取っていくかが重要になってきます。
「短期間で増やす」というのはハイリスク・ハイリターンですが、「長期間で増やす」はローリスク・ローリターンです。
ただし、「長期間で増やす」は運用期間や積立金額によってハイリターンに変わるので、10年後や20年後には低リスクながら大きな資産構築も可能になります。
リターンの大きさは複利効果によって全く違ってくるので、通常の積立額とプラスして運用益を上手く積立に回すことが資産拡大のポイントです。
- 単利:積立額のみで運用した利益のこと
- 複利:運用益を上乗せして積立した利益のこと
運用を長く続けていく為の心構え
初心者から資産運用を始める場合によくありがちなのが、目先の損失に気を取られてしまって運用をやめてしまうことです。
運用中は市場の変化によって価格が常に変動するので、増える時期もあれば減る時期も当然あります。
特に運用期間が長期になれば数年にわたってマイナスが続くことも。
ですが結局は市場が安定して回復したことで、資産運用をやめずに続けていた人は大きな資産を築くことに成功したわけです。
つまり、今がマイナスになってしまったからといってやめてしまうと、その後に起こる可能性のある価格上昇に対する利益の獲得機会を失うことにも繋がります。
こういった大きな暴落に耐えられない人の多くは、余剰資金で運用を行っていないことが原因だったりします。
あとは価格の上昇や下落に一喜一憂せずに、ただ機械的に淡々と積み立てしていくのが、長期継続させるコツでもあります。
資産運用を始める為に用意するもの
資産運用を始めるにはまず各サービスに登録したり、運用先の口座を開設したりすることになります。
その辺をスムーズに進めていくために、以下のものを事前に用意しておきます。
- 運用するための余剰資金(10万円ほど)
- 運転免許証(本人確認書類)
- マイナンバーカードor通知カード
- メールアドレス(フリーメール可)
- 入金・出金用の銀行口座
①の余剰資金については目安として10万円にしていますが、多ければ多いほど資産運用を有利に進めることができます。
運用自体は1,000円からの少額で始められるものも多いですが、長期的に積立していくとなると十分な余力を持って臨む方が、気持ち的にもゆとりがあって楽ですよね。
②・③・④に関しては申し込み時や口座開設時に必要になるもので、②・③の書類は画像データをアップロードする流れになります。
④のアドレスはGmailやYahoo!メールで問題ないので、誰でも簡単に用意することができると思います。
⑤の銀行口座に関しては地方銀行とかでもいいんですが、手数料のことやクイック入金のことを考えると、ネットバンクを利用することをおすすめします。
中でも「住信SBIネット銀行」は基本的にどこの資産運用先でも使えますし、振込手数料無料の回数も多いので非常に便利です。
まとめ
ここでご紹介した内容を事前に確認しておくと、資産運用も比較的スムーズに始められるかと思います。
思い立ったら即座に行動することも大切ですが、事前にしっかり準備を整えておくことも重要です。
基本的で当たり前のようなことばかりですが、意外と気がついていなかったり見落としている場合もあるので、しっかり再確認してから資産運用を行っていきましょう。
▼どんな資産運用先があるか見てみよう▼