「楽天銀行」には、マネーブリッジという口座連携サービスがあります。
このマネーブリッジは楽天証券の口座と連携させることで、金利が大幅にアップするメリットがあるんです。
ですが、「そもそもマネーブリッジってどんな仕組みなの?」と疑問に思う方や、「どうやって設定するの?」と気になっている方は多いかもしれませんね。
そこで今回は、マネーブリッジの特徴からメリット・デメリット、設定する方法についてもわかりやすく解説していきます!
楽天のマネーブリッジとは?
マネーブリッジとは、「楽天銀行の口座」と「楽天証券の口座」を連携して、より便利かつお得に使えるようになるサービスです。
マネーブリッジは楽天銀行と楽天証券の口座を持っている方なら、誰でも簡単に利用できるサービスで、なんと言っても金利の優遇が大きな魅力!
大手銀行に預金したままにしている方や、楽天銀行だけを利用されている方なら、このマネーブリッジで大幅に金利優遇の恩恵を受けることができます。
口座開設料や口座管理料はかかりませんし、マネーブリッジの設定も無料でできるので、やらない理由が見つからないくらいですね。
この金利優遇以外にも、
- 自動入出金(スイープ)
- らくらく入金
- ハッピープログラム
- 残高表示サービス
- 投資あんしんサービス
これらの各サービスが利用できるようになります。
マネーブリッジのメリット
ここからは楽天のマネーブリッジによるメリットを解説していきます。
- 楽天銀行の普通預金金利が5倍にアップ
- 手数料無料で自動入出金(スイープ)ができる
- 楽天証券への入金がスムーズで簡単
- 楽天証券の取引でポイントが貯まる
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
メリット①:楽天銀行の普通預金金利が100倍にアップ
一般的によく知られている大手銀行では、マイナス金利時代で普通預金金利が0.001%という超低金利になっています。
これだとほぼ利息は得られませんが、「楽天銀行」に変更するだけで0.02%の20倍、そこからマネーブリッジで0.10%の5倍まで金利がアップ。
大手銀行の0.001%から比べると、100倍の金利で利息が得られるということですね。
定期預金でもここまでの金利は得られない場合も多いですし、普通にいつも通り預金しているだけで0.10%というのは明らかにお得と言えます。
例えば、100万円を年利0.001%で1年間預けても10円にしかなりませんが、年利0.10%なら1,000円も利息を得られますよね。
今後預金額が増えたり5年・10年と長期になるに連れて、金利の差も大きくなっていきます。
得られる金利は高いに越したことはないでしょう。
メリット②:手数料無料で自動入出金(スイープ)ができる
マネーブリッジを設定していると、楽天銀行と楽天証券間での資金移動が自動で行えるようになります。
例えば楽天証券で株や投資信託を購入する際、証券口座の資金不足であれば楽天銀行の預金残高から自動入金できます。
また、証券口座にある余分な資金は、毎営業日夜間に楽天銀行へ自動出金される仕組み。
これなら自分で出金する手間がなく、効率良く楽天銀行の優遇金利を受けることができますね。
自動入出金(スイープ)の設定や手数料は無料なので、何度利用してもコストがかからないのもありがたいですね。
楽天証券で自動入出金のわかりやすい動画も紹介されているので、気になる方は確認されてみて下さい。
メリット③:楽天証券への入金がスムーズで簡単
楽天証券と楽天銀行をマネーブリッジすると、「らくらく入金」という便利な入金サービスが利用できます。
らくらく入金は、楽天証券への入金を楽天銀行のサイトへアクセスすることなく、スピーディーかつ簡単に入金できる方法です。
入金方法としては便利な「リアルタイム入金」もありますが、銀行側へアクセスしてログインID・パスワードを入力するのが手間だったりしますよね。
らくらく入金はその手間を省いて、スムーズに入金が行えるのがメリットと言えます。
ほぼ24時間リアルタイムで利用できますし、振込手数料は無料で1日の限度額や回数制限もありませんよ。
メリット④:楽天証券の取引でポイントが貯まる
楽天銀行には「ハッピープログラム」という、会員の優遇制度が用意されています。
このハッピープログラムにエントリーしてマネーブリッジを設定すると、楽天証券での取引でも楽天スーパーポイントが貯まっていきます。
株式・FXでの取引や投資信託の保有残高などによって、条件に応じたポイントが獲得できるので、楽天ユーザーなら大きなメリットとなりますね。
「1ポイント=1円」で楽天市場などのサービスで利用可能なので、ポイント分お得にお買い物ができます。
ハッピープログラムは会員ステージが上がると、ATM手数料や振込手数料の無料回数、ポイントの獲得倍率がより優遇されるメリットもありますよ。
詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にされてみて下さい。
マネーブリッジのデメリットはなし!?
楽天のマネーブリッジには普通預金金利の優遇をはじめ、便利でお得なメリットがたくさんあります。
そこで「デメリットはないの?」と気になるところかと思いますが、私的にはデメリットと感じるものはないですね。
楽天証券も楽天銀行も口座開設・管理料は無料ですし、マネーブリッジの設定・利用も無料です。
強いてデメリットを挙げるとするなら、楽天証券の口座開設に多少時間がかかることですかね。
私が口座開設したときは申し込みから2週間くらいかかったので、本人確認や審査にやや時間がかかる場合があります。
証券会社の口座開設には、そこそこ時間を要すると思っていた方がいいかもしれませんね。
とはいえ、これは実質的なデメリットではないので、マネーブリッジで口座連携させておくのがおすすめですよ!
楽天証券と楽天銀行の口座両方をお持ちでない方は、楽天証券からであれば同時に口座開設できるので、手間が省けて申し込みもスムーズです。
▼公式ページはこちら▼
楽天のマネーブリッジのやり方・設定方法は?
いざマネーブリッジの設定を行うときに、設定方法がわからない方もいるんじゃないかと思います。
楽天銀行からでも楽天証券からでも口座連携の設定はできるので、どちらからでも問題ありません。
ただ、楽天証券からだと結局楽天銀行にログインして設定を進めることになるので、ここからは楽天銀行からマネーブリッジを設定する方法を解説していきますね。
楽天銀行から設定するやり方
まずは楽天銀行へログインして少し下にスクロールすると、右側に『普通預金金利が5倍 マネーブリッジ』のボタンがあるのでクリックしましょう。
そうするとマネーブリッジの詳細画面が表示されるので、『マネーブリッジ申込』ボタンをクリックします。
次にマネーブリッジ利用申込ページが開くので、申込内容や注意事項を確認して以下のように手続きを進めていきましょう。
- 注意事項・規定にチェック
- 暗証番号を入力
- 生年月日を選択
- 「申込」ボタンをクリック
ここからは楽天証券のログインページに移動するので、ログインID・パスワードを入力して『ログイン』ボタンをクリックします。
次にマネーブリッジ申込に関するページが開かれたら、「楽天証券マネーブリッジ利用規定」「個人情報の第三者提供について」を確認しましょう。
内容に問題なければ、下のチェックボックスにチェックを入れて『申込』ボタンをクリックします。
これでマネーブリッジの設定が完了するので、10秒後に楽天銀行の画面に切り替わります。
この時点ではまだマネーブリッジの設定が有効になりません。
マネーブリッジの設定は、メッセージボックスに設定完了のお知らせが届いた時点で有効になります。
- 毎営業日17時までの設定申込分は、原則当日中19時以降にお知らせ
- 毎営業日17時以降の設定申込分は、翌営業日19時以降にお知らせ
マネーブリッジの設定の際は、この辺に注意しておきましょう。
マネーブリッジによる金利の利息が貰えるのはいつ?
マネーブリッジを設定して金利がアップしたら、気になってくるのは利息がいつ受け取れるのかですよね。
楽天銀行の「よくあるご質問(FAQ)」では、以下のように記載されています。
普通預金の利息は、いつ、どのように支払われますか?
普通預金の利息は毎日23時55分の最終残高1000円以上について、毎年3月31日と9月30日の年2回、Web上に表示する毎日の利率によって日々計算の上組入れます。
つまり、1,000円以上の残高に対して、「3月末」「9月末」の年2回利息が受け取れるということですね。
マネーブリッジによって普通預金金利が0.10%になったことで、年2回の利息が受け取れる瞬間が楽しみになりそうです。
3月と9月は楽天銀行の預金をしっかり増やしておきたいところですね。
まとめ:楽天のマネーブリッジはデメリットなし!
「楽天銀行」をメインバンクとして使っていくなら、「楽天証券」とのマネーブリッジは必須と言える設定です。
ここでご紹介したようにデメリットらしいデメリットはないので、活用しておいた方が絶対的におすすめですよ。
また、楽天証券では楽天スーパーポイントを使った「ポイント投資」ができるようになっています。
取り扱い本数2,630本以上の投資信託をポイント購入可能で、2018年9月30日からは「投信積立」にも対応!
NISA・つみたてNISAでも利用可能になるので、さらに楽天スーパーポイントの使い道が広がりますね。
投資信託の保有残高に応じてポイントも貯まっていきますし、現金がなくても手軽に投資を始めることができます。
マネーブリッジの設定・利用には一切お金もかからないので、楽天銀行と楽天証券の口座をお持ちでない方は、この機会に開設しておきましょう!
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