私はかれこれネットバンクを複数開設してきたんですが、最終的にメインバンクとして使っているのが「楽天銀行」です。
大手の都市銀行よりも金利が高く、楽天スーパーポイントも貯まりやすいので、かなり重宝していますね。
ネットバンクといっても、キャッシュカードでコンビニATMからお金を引き出すこともできますよ。
そこで今回は、楽天銀行を開設することによって得られるメリット、特徴を詳しく紹介していきます!
【この記事の要点まとめ】
- 強固なセキュリティで安全性が高い
- ATM手数料最大7回/他行振込手数料最大3回無料
- 楽天スーパーポイントが貯まりやすい
- 普通預金金利が最大0.10%にアップ
- 最低10万円以上の口座残高がないと特典が薄い
楽天銀行とは?
楽天銀行とは、その名の通り楽天グループが運営する銀行で、ネット上で利用できるインターネットバンキングの1つ。
一般的な都市銀行とは違って、
- 提携ATMでいつでも入出金できる
- パソコン・スマホで管理できる
- 振込もネットから簡単にできる
というような特徴を持っているのが、ネットバンク(ネット銀行)ですね。
楽天グループは「ネットショッピング」や「投資サービス」、「オンライン決済」など様々なサービスを提供しています。
楽天銀行はそうしたサービスと連携することで、ポイントが非常に貯まりやすくなっているのも特徴ですね。
口座開設費や維持手数料は無料なので、楽天銀行を頻繁に使わなくても損をすることはありません。
楽天銀行の安全性は高いのか
ネット銀行を利用したことがない方は、安全性について不安を感じている方は多いかもしれませんね。
ネット上では「不正ログイン」「不正送金」「フィッシング」など、被害を受けてしまう可能性もあります。
そこで「楽天銀行」では、以下のようなセキュリティ態勢で運営を行っています。
もう少し細かく見てみると、
- 取引通知メール
- ATM出金制限
- 振込限度額設定
- ワンタイム認証
- セキュリティカード認証
- 合言葉認証
- ログイン制限
- モバイルアクセス制限
- IP制限サービス
という感じで、セキュリティ強化対策が徹底されています。
万が一の場合でも、被害補償・救済措置が用意されているので、ネット銀行としてかなり信頼できる環境と言えますね。
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楽天銀行を開設するメリット
「楽天銀行」にはとにかくメリットが多いんですが、先にザックリまとめておくと、
- 使えるATMが豊富にある
- ATM利用手数料が最大7回/月まで無料
- 他行振込手数料が最大3回/月まで無料
- 楽天スーパーポイントが貯まる
- マネーブリッジで金利が0.10%にアップ
- 還元率1%のデビットカードあり
- 7日間からの定期預金ができる
- 各種ローン(住宅ローンなど)もある
このようなメリットがありますね。
ここからはそれぞれのメリットを1つ1つご紹介していきます。
メリット①:使えるATMが豊富にある
楽天銀行では数多くの企業と提携しているので、全国各地にある約90,000台のATMからお金を引き出すことができます。
楽天銀行のATM提携企業と設置場所はこちら。
ATM提携企業 | 設置場所 |
セブン銀行 | セブンイレブン イトーヨーカドー |
イオン銀行 | イオン マックスバリュー ミニストップ |
ステーションATM PatSat | 阪急電鉄 阪神電車 北大阪急行電鉄 神戸市営地下鉄 南海電鉄の各駅 |
イーネット | ファミリーマート スリーエフ ポプラ |
ローソン | ローソン |
三菱UFJ銀行 | 三菱UFJ銀行 |
みずほ銀行 | みずほ銀行 |
ゆうちょ銀行 | ゆうちょ銀行 |
ビューアルッテ (入金は不可) | JR東日本の駅 ビックカメラ ルミネ |
コンビニATMから24時間365日いつでも利用できる為、急ぎの場合でもすぐに入出金ができるのはありがたいですね。
これだけのATMが使えれば、入出金で困ることはないでしょう。
メリット②:ATM利用手数料が最大7回/月まで無料
ATMを利用する際に気になるのが手数料ですよね。
楽天銀行では「ハッピープログラム」という会員ステージによって、最大7回/月まで無料にすることができます!
会員ステージは以下の5段階に分かれていて、条件によってステージと無料回数が決まります。
スーパーVIP(残高300万以上or取引30件以上)
⇒月7回無料
VIP(残高100万以上or取引20件以上)
⇒月5回無料
プレミアム(残高50万以上or取引10件以上)
⇒月2回無料
アドバンスト(残高10万以上or取引5件以上)
⇒月1回無料
ベーシック(エントリーのみ)
⇒なし
※会員ステージは「毎月25日終了時点の残高」または「前月26日~毎月25日の取引件数」で決定。
条件を見ても、普通に楽天銀行へお金を預けているだけで、いずれは「スーパーVIP」に誰でもなれますね。
ただ、この無料回数はあくまでも「ATM利用手数料」なので、出金でも入金でも1回にカウントされます。
入金する場合は3万円以上であれば無条件で無料になるので、その辺を上手く活用して入金するのがいいですね。
ちなみに楽天銀行の口座開設後6ヶ月目までは、5回/月の無料回数が保証されますよ。
メリット③:他行振込手数料が最大3回/月まで無料
生活費の支払いやその他サービス利用で、振り込みを行うことは多々ありますよね。
楽天銀行では「楽天銀行口座宛」の振込手数料は、金額に関わらず何度でも無料。
そして他行振込手数料は先程の会員ステージによって、最大3回/月まで無料にすることができます!
- スーパーVIP:月3回無料
- VIP:月3回無料
- プレミアム:月2回無料
- アドバンスト:月1回無料
- ベーシック:なし
仮に会員ステージが「ベーシック」であっても、給与・年金を楽天銀行で受け取ることで、振込手数料を3回まで無料にできます。
ただ、会員ステージによる無料回数と給与・年金による無料回数は重複しません。
例えばスーパーVIPで給与受け取りがあっても、6回ではなく3回になりますね。
無料回数を超えてしまった場合は、「3万円未満で165円」「3万円以上で258円」がかかりますが、後述する楽天スーパーポイントで支払うこともできますよ。
メリット④:楽天スーパーポイントが貯まる
楽天銀行のハッピープログラムにエントリーして、楽天銀行の各サービスを利用すると楽天スーパーポイントがどんどん貯まっていきます。
ポイントの獲得率は会員ステージによって変化します。
- スーパーVIP:3倍
- VIP:3倍
- プレミアム:2倍
- アドバンスト:1倍
- ベーシック:1倍
ベーシックでも必ず1ポイントが貰えますし、VIP以上で獲得率が3倍になります。
預かり資産残高100万円以上でVIPなので、現実的に見ても十分可能な範囲ですよね。
ポイントの対象サービスを見てみると、
- 他行口座からの振込
- JRA即PAT・楽天競馬・SPAT4への入金
- ボートレースへの入金
- KEIRIN.JP・チャリロト・Kドリームス・e-SHINBUNBETへの入金
- 楽天銀行法人口座からの振込入金
- 給与/賞与/年金(国庫金)の受取
- 他行口座への振込
- 口座振替(自動引落)
- 楽天バンク決済
- Pay-easy(ペイジー)
- 楽天銀行即時入金サービス
- 海外送金(送金のみ)
- ゆうちょ出金
- ATM取引(入出金)
- 宝くじ(1口1ポイント)
- 楽天証券の各サービス
この中でも特に赤文字にしたサービスは、誰でも利用する機会が多いんじゃないかと思います。
楽天銀行なら特に意識していなくても、普通に生活しているだけでポイントが貯まっていくので楽しいですよ!
貯まったポイントは楽天市場でも使えますし、楽天証券で「ポイント投資」することもできます。
節約という意味でもポイント制度は上手く活用していきたいですね。
メリット⑤:マネーブリッジで金利が0.10%にアップ
超低金利時代の今、大手メガバンクの普通預金金利は0.001%とほとんどないに等しいレベル。
100万円預けていても10円くらいにしかなりません。
ですが楽天銀行であれば常時「0.02%」とこれだけでもかなりお得ですが、楽天証券と連携(マネーブリッジ)することで5倍の0.10%にアップします!
これなら資産100万円に対して1,000円の金利が得られるので、圧倒的にお得ですよね。
また、マネーブリッジすることで、楽天証券と楽天銀行の「自動入出金サービス」を利用できるようになります。
この入出金時にかかる手数料は無料です。
楽天証券を口座開設したからといって、必ずしも投資をする必要はありません。
これからメインバンクとして楽天銀行を利用するなら、金利がアップするマネーブリッジは必須ですよ!
メリット⑥:還元率1%のデビットカードあり
楽天銀行では、デビット機能付きキャッシュカードを利用することができます。
デビットカードとは、預金口座から即時に支払いをすることができるカード。
クレジットカードと同様に世界中の加盟店で利用可能で、国内外のATMで現地通貨も引き出すことができます。
楽天銀行のデビットカードには、
デビットカード(JCB)
⇒年会費永年無料/100円ごとに1ポイント
デビットカード(Visa)
⇒年会費3,086円/1,000円ごとに5ポイント
ゴールドデビットカード(Visa)
⇒年会費1,029円/1,000円ごとに2ポイント
がありますが、デビットカード(JCB)が一番おすすめですね。
年会費が永年無料ながら還元率がクレジットカード並みと、素晴らしいデビットカードなのでとても便利ですよ。
デビット機能が不要だという方は、一般のキャッシュカード機能のみのカードも用意されています。
メリット⑦:7日間からの定期預金ができる
楽天銀行の円定期預金は最短7日間、または14日間という超短期で行うことができます。
最長で10年間までの定期預金ができ、得られる金利は0.02%~0.17%と預ける期間によって変動します。
7日間と14日間は最低10万円以上が必要になりますが、これだけ短期的に定期預金ができるのは早々ありません。
ただ、先に紹介したマネーブリッジを利用すると金利が0.10%なので、ここよりも高金利でないとあまり意味がないですね。
定期預金の金利はちょくちょく変更される場合があるので、金利が上がったタイミングで定期預金するのが望ましいでしょう。
メリット⑧:各種ローン(住宅ローンなど)もある
楽天銀行には「カードローン」や「住宅ローン」も利用することができます。
各種用意されている主なローンの特徴は、
カードローン
- 金利1.9%~14.5%
- 最大限度額800万円
- ネットで申し込み完了
住宅ローン
- 変動金利は年0.527%
- 固定金利は年1.120%
- フラット35は年1.29%~1.34%
急なお金の出費があったときや、これから住宅購入を検討されている方には、ありがたいサービスですね。
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楽天銀行を開設するデメリット
「楽天銀行」のメリットをここまでたくさん紹介してきましたが、もちろんデメリットもあります。
- ATM利用手数料は無料回数を超えると高い
- 一定の取引・残高がないと無料特典が少ない
それぞれ見ていきましょう。
デメリット①:ATM利用手数料は無料回数を超えると高い
楽天銀行のATM手数料無料であるうちは問題ありませんが、上限を超えてしまうと以下の手数料が発生します。
出金時 | 入金時 |
216円or270円 | 216円or270円 (3万円以上は無料) |
「セブン銀行」「イオン銀行」「ステーションATM PatSat」では216円、その他のATMでは270円がかかってしまいます。
毎月の入出金が多い方は1回あたり216円以上の出費になるので、注意しないといけません。
デメリット②:一定の取引・残高がないと無料特典が少ない
楽天銀行の無料特典を受けるためには、ハッピープログラムの会員ステージ「アドバンスト」以上が必要です。
一番下位のベーシックでは、楽天スーパーポイントの特典だけしかありません。
最低でも口座残高10万円以上、または取引5件以上でATM手数料1回、他行振込手数料1回が無料。
ただ、メインバンクとして利用するなら、会員ステージ「VIP」以上は欲しいところですね。
そのためには口座残高100万円以上、または取引20件以上が必要なので、常に預金がある方でないと使いづらいかもしれません。
楽天銀行は来店不要でサービスを利用できる!
口座開設した後は「楽天銀行アプリ」から、預金残高の確認やこれまでの入出金明細、各種サービスの利用や振り込みなどもすべて行えます。
基本的にスマホアプリだけで管理できるので、いつでも手軽に操作できるのが便利ですね。
アプリは感覚的に使いこなせる設計になっていて、デザインもシンプルでわかりやすいのが特徴でもあります。
ホーム画面から今の会員ステージや毎月のATM利用手数料、他行振込手数料の無料回数も一目でわかるのでかなり便利ですよ!
資産管理がしやすいと毎月の収入・支出を把握できるようになるので、楽天銀行アプリはおすすめです。
楽天銀行を開設するメリット・デメリットまとめ
「楽天銀行」を開設するメリットとデメリットを紹介しましたが、総合的に見てもかなりおすすめできるネット銀行です。
特に楽天証券とのマネーブリッジで、金利が0.10%にアップするのはとても魅力的ですね。
今銀行に眠っているお金がある方なら、楽天銀行に移しておいた方が圧倒的にお得です!
また、給与の受取りや振り込み、支払いの自動引き落としや入出金などで、楽天スーパーポイントもザクザク貯まっていきます。
「楽天銀行デビットカード(JCB)」も活用すれば、還元率1%でサービスを利用することもできます。
楽天会員なら口座開設もスムーズにできるので、この機会に楽天銀行の口座開設を済ませておきましょう!
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