「岡三オンライン証券」は、株式会社岡三証券グループが設立したネット専門の証券会社です。
これまでの信頼と実績を活かして優れた取引ツールや独自の投資情報を提供し、多くの投資家から人気を獲得していますね。
岡三オンライン証券の口座開設数も伸びていて、月間2,000~5,000件ほど増加しています。
株取引のサービスを中心に定評がありますが、実際の評判や魅力など気になるところだと思います。
そこで今回は、岡三オンライン証券の評判・口コミから、メリット・デメリットをまとめて解説していきますね。
【岡三オンライン証券の要点まとめ】
- 独自の投資情報・Webセミナーの質が高い
- 充実した取引ツールが大きな強み
- 定額プランなら株式手数料が安くてお得
- ロードファンドはキャッシュバックで手数料無料
- IPOは事前入金なしで参加できる
▼業界屈指の格安手数料▼
岡三オンライン証券とは?特徴について
岡三オンライン証券の特徴 | |
運営会社 | 株式会社岡三証券グループ |
設立日 | 2006年1月23日 |
口座開設数 | 21万人以上 |
開設・管理料 | 無料 |
現物取引の手数料 | 1注文106円~ 1日0円~ |
投資信託の商品数 | 500本 (ノーロード337本) |
投信積立 | 100円~ |
※2019年7月8日現在の情報になります。
岡三オンライン証券とは、先にお伝えしたように岡三証券グループが設立したネット証券です。
主要なネット証券としては「楽天証券」「SBI証券」「マネックス証券」がよく知られていますね。
この3社は1999年に設立されているので岡三オンライン証券は後発組と言えますが、現在では以下の7大ネット証券が多くのシェアを占めています。
- 楽天証券
- SBI証券
- マネックス証券
- 松井証券
- カブドットコム証券
- 岡三オンライン証券
- GMOクリック証券
岡三オンライン証券も人気ネット証券の一角であり、投資家からの評価も高い特徴があります。
2019年のネット証券のオリコン顧客満足度調査ランキングでは、「国内株式」「分析ツール」「PC」の3部門で1位を獲得。
株取引を中心としたサービス面においては、岡三オンライン証券がトップクラスの実力を誇っていますね。
岡三オンライン証券の評判・口コミ
岡三オンライン証券は投資家からの評価は高いですが、実際の評判や口コミはどうなのか…
そこでTwitter上で意見されている内容を集めてみました。
岡三オンライン証券は一日に二十万まで現物取引無料ですし、すかいらーくみたいな人気優待も射程に入るので悪くないと思う
— ファミーユとり(ツイ消ししました) (@fammyu) 2019年5月17日
岡三オンライン証券はIPOに事前入金不要だから。講座開かない理由がないな。今度作るかな
— きっかっと (@YCLULYeWjGehDJv) 2018年11月26日
A8から18000円ほどお給料が出ました😎
即、岡三オンライン証券に移し替えて投資資金に回しました😤
この流れをどんどん太い金額にしていこう😎
そしてセミリタへ(`・ω・´)
— SATO@リーマン投資家・副業ブロガー (@SATO80304694) 2019年3月16日
岡三オンライン証券
かんたん発注の画面!
かんたん発注はWEBですがDLタイプのツール(ネットトレーダーシリーズ)も秀逸!
手数料も比較的安いです。サブ口座としてぜひ^^ pic.twitter.com/ypDWepsopu
— 🎴お美沙🎲孤高のマザーズ戦士★ (@princess_misa5) 2017年10月9日
岡三オンライン証券は1日定額で20万円まで売買手数料無料だから範囲内でちょこちょこ増やすにはもってこい😋
使ってるのは僕だけかなぁ…w
— こかぶ (@turnip0929) 2019年1月7日
岡三オンライン証券サポート最高だな。
疑問点メールすれば即返信くるわ— スマイル21 (@smile58290) 2018年10月11日
岡三オンライン証券さんからまたIPO抽選の落選メール届いた。
ハズれたのは残念だけど、現金余力なくても抽選申込できて、しかもわざわざ落選メール送ってくれるってめちゃ親切。その有難さに感謝して、コツコツやってこー。— まつかぜ (@IKIRUMAN3822) 2018年2月22日
この他にも色々と見て回りましたが、現物株式が1日20万円まで手数料無料というのが好評でした。
IPOに関しては、事前入金が不要である点が好印象に感じましたね。
岡三オンライン証券は、楽天証券やSBI証券と比べてまだまだシェアが少ないですが、利用者からは評価されているネット証券と言えそうです。
▼業界屈指の格安手数料▼
岡三オンライン証券のメリット
ここからは、岡三オンライン証券のメリットについて解説していこうと思います。
- オリジナルの投資情報が充実している
- 幅広い層が利用できる取引ツールが豊富
- 株式手数料が安く、最大40万円まで無料
- くりっく株365なら少額でレバレッジ投資ができる
- 手数料のある投資信託はキャッシュバックで実質無料
- IPOは事前入金不要、取引量などに応じて当選確率UP
- AIサービスのサポートで初心者でも気軽に使える
それぞれの内容を順に見ていきましょう。
メリット①:オリジナルの投資情報が充実している
岡三オンライン証券は、創業95年を超える歴史を持つ岡三証券がグループ企業であるため、その情報をフル活用して提供しています。
投資情報には特に力を入れていることもあって、業界では「情報の岡三」と知られているほど。
また、2019年1月から開始された「注目銘柄レコメンド」では、個人の取引履歴からAIエンジンが解析し、特定の銘柄を選定して投資情報として提供。
これは人それぞれで思考や行動が異なるため、一律の情報としてではなく個々に合わせた情報提供を目的としたサービスですね。
注目銘柄レコメンドで、今まで以上に銘柄選びや見直しの効率が上がるんじゃないかと思います。
他にも動画コンテンツの「Webセミナー」も好評で、マーケットの状況や具体的な予測などを出してくれるので、投資の知識も身に付けることができますよ。
メリット②:幅広い層が利用できる取引ツールが豊富
岡三オンライン証券の大きな強みとも言えるのが、初心者からプロトレーダーまで利用できる充実した取引ツール。
中でも岡三ネットトレーダーシリーズは株のSNSサイト「みんなの株式」で、ネット証券ランキング取引ツール部門6年連続1位を獲得。
注文のしやすさをはじめ、閲覧できるレートやランキングの種類、企業の情報などが豊富であることが人気の要因となっています。
また、投資初心者向けに「岡三かんたん発注」という便利なツールも用意されています。
文字やボタンが大きいので視覚的にも操作しやすく、注文画面はシンプルなので簡単に発注することができます。
岡三かんたん発注は株取引に最低限必要な機能だけに絞っているので、トレードに慣れていく上でも非常に使いやすいツールですね。
ユーザーのニーズに合ったツールが提供できるよう、岡三オンライン証券では開発段階から丁寧に制作されています。
メリット③:株式手数料が安く、最大40万円まで無料
岡三オンライン証券の株取引では「定額プラン」と「ワンショット」の2種類の手数料プランがあります。
- 定額プラン:1日の約定代金合計額に応じた手数料
- ワンショット:1注文の約定代金に対する手数料
それぞれの現物株式手数料は以下の通り。
定額プラン | ワンショット | |
~10万円 | 0円 | 99円 (106円) |
~20万円 | 0円 | 200円 (216円) |
~30万円 | 350円 (378円) | ー |
~50万円 | 500円 (540円) | 350円 (378円) |
~100万円 | 800円 (864円) | 600円 (648円) |
~150万円 | ー | 1,000円 (1,080円) |
~300万円 | ー | 1,500円 (1,620円) |
以降100万円 増加ごとに | 500円 (540円) | 300円 (324円) ※上限3,000円 (3,240円) |
※金額は税抜き(税込み)で記載しています。
このように現物株式で売買を行う場合は、1日20万円まで手数料無料になる「定額プラン」がおすすめですね。
信用取引に関しても1日20万円まで無料ですから、最大40万円までお得に取引できます。
ちなみに、楽天証券・SBI証券・松井証券でも定額プランなら「1日10万円まで」手数料無料。
1日20万円まで無料になるのは、現状で岡三オンライン証券のみですね。
メリット④:くりっく株365なら少額でレバレッジ投資ができる
東京金融取引所に上場する株価指数証拠金取引(CFD)の愛称で、投資対象は日経平均株価(日経225)やNYダウなどの国内外の株価指数です。
日中・夜間・祝日などでもほぼ24時間取引が可能で、配当が受け取れることも特徴の1つです。
レバレッジによって「元本」以上の投資ができるため、損失リスクは大きくなりますが、大きな利益を狙うこともできます。
くりっく株365がイマイチよくわからない…という方は、以下のポイントだけ抑えておくといいですね。
また、通常の取引では値上がりを予想した「買い注文」が基本ですが、くりっく株365では値下がりを予想した「売り注文」からの取引も可能。
これによって株価指数が上昇・下降どちらの相場状況でも、チャンスを逃さず利益が狙える可能性もあります。
くりっく株365は「リスクヘッジ」に効果的ですが、レバレッジ投資はハイリスクでもあるため、投資初心者は特に注意が必要ですね。
メリット⑤:手数料のある投資信託はキャッシュバックで実質無料
投資信託には「ロードファンド」と「ノーロードファンド」があります。
- ロードファンド:購入時に手数料がかかる投信
- ノーロードファンド:購入時に手数料のかからない投信
投資信託の購入時手数料はファンドごとで違ってきますが、1~4%程度の手数料がかかるイメージですね。
ですが、岡三オンライン証券では独自サービスの「ZEROファンドプログラム」で、購入時手数料相当額をキャッシュバックしてくれます。
つまり、ロードファンドでも「実質無料」で取引できるということですね。
これは他のネット証券にはあまりないサービスなので、投資信託のロードファンドを購入する場合は岡三オンライン証券を利用するのがお得です。
また、投資信託は株式投資よりもハードルが低く、100円からの少額でも始めることができます。
投資初心者は、比較的リスクの低い投信積立からスタートするのが個人的にはおすすめですね。
メリット⑥:IPOは事前入金不要、取引量などに応じて当選確率UP
Initial Public Offeringの略称で「新規公開株」と呼ばれ、未上場の企業が上場することを意味しています。
新規上場が決まったIPO株は応募当選で「公募価格」で購入でき、証券会社に上場後の「初値」で売ることで高確率な利益が得られる特徴があります。
IPOは8割以上の確率で「公募価格<初値」となっているため、勝率が高いことから非常に人気がありますね。
多くの証券会社では、IPOの抽選参加時に必要資金を入金しておくことが条件ですが、岡三オンライン証券であれば「入金不要」で参加できます。
なので、応募に当選したときに入金するだけですから、複数の証券会社からIPOに参加したい方にとっては最適と言えます。
楽天証券・SBI証券・マネックス証券などでもIPOの取り扱いはありますが、事前に口座への入金が必要なので資金に余裕がないと複数参加は難しいですね…
また、岡三オンライン証券では取引数や投資信託の残高に応じて、IPO当選確率がアップする「ステージ制」を実施されています。
証券会社で実績を積んでいけば、ステージの優遇で自然と当選確率が上がるということですね。
メリット⑦:AIサービスのサポートで初心者でも気軽に使える
投資初心者の場合はなにかと不安要素も多いですし、サポート面を重視している方は結構いるんじゃないかと思います。
ネット証券では実店舗を持たないため、直接的なコンサルティングなどは受けられませんから、不明点は電話やメールで対応してもらうことになります。
ですが岡三オンライン証券では、新たにAIによるお客様対応サービスも開始されています。
口座開設・各種お手続き・入金/出金・株価情報などの確認や、入力欄から気軽に質問を行うことも可能です。
AIが学習を重ねて精度が高まれば、利便性の高いサービスとして今後に期待できますね。
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岡三オンライン証券のデメリット
岡三オンライン証券はメリットが多いネット証券ですが、デメリットとなる部分もあります。
- ポイント面での優遇は期待できない
- 投資信託の取り扱い銘柄はあまり多くない
- 金融商品の種類はやや少ない
それぞれの内容を見ていきましょう。
デメリット①:ポイント面での優遇は期待できない
現状では、岡三オンライン証券は顧客サービスに注力している要因もあり、ポイントによる優遇などはありません。
主要なネット証券では投資信託の保有でポイントが還元されたり、貯まったポイントで投資できることもあり、個人的には少し残念ではあります…
ポイントサービスを重視するなら、圧倒的に楽天証券が強いですね。
とはいえ、岡三オンライン証券には「ZEROファンドプログラム」による手数料優遇や、投信の保有残高によって信用取引手数料も優遇されます。
ポイント面よりも他を重視される方は、そこまで大きなデメリットにはなりませんね。
デメリット②:投資信託の取り扱い銘柄はあまり多くない
投資信託の取り扱い | |
ネット証券 | 銘柄数 |
SBI証券 | 2,663 (1,328) |
楽天証券 | 2,649 (1,348) |
マネックス証券 | 1,181 (793) |
カブドットコム証券 | 1,105 (685) |
松井証券 | 949 (751) |
岡三オンライン証券 | 500 (337) |
GMOクリック証券 | 116 (98) |
※2019年7月8日現在の情報になります。
※銘柄数の()内はノーロードファンドになります。
ネット証券で比較してみると、SBI証券と楽天証券が圧倒的に多いことがわかりますね。
岡三オンライン証券の投資信託の取り扱いは全体的に少ないです…
投資信託は1本だけでも分散投資することができますが、他社と比べると選択肢は狭くなります。
ただ「ZEROファンドプログラム」があるので、手数料のかかるロードファンドでも実質無料で取引できるため、これは大きな強みになりますね。
他社では選択肢が多いとはいえ、ノーロードファンドは全体の半数ほどですから、手数料面も考えて検討するのがいいでしょう。
デメリット③:金融商品の種類はやや少ない
岡三オンライン証券で利用できる投資サービスは、
- 国内株式
- 単元未満株式
- 信用取引
- 投資信託
- 先物・オプション
- くりっく365(取引所FX)
- くりっく株365(取引所CFD)
- IPO
- NISA
- iDeCo
などなどがありますが、海外ETF・債券・金/プラチナなどは取り扱っていない状況です。
外国株式も「中国株のみ」なので、ラインナップは主要ネット証券よりもまだ薄いですね。
また、今人気のある「つみたてNISA」がないのも残念な部分ですが、国内株式がメインであれば特に問題はないでしょう。
岡三オンライン証券で口座開設する方法
岡三オンライン証券の口座開設はネットから最短5分で申し込みできるので、誰でも簡単に開設できるかと思いますよ。
なお、口座開設費・管理料・維持費などはすべて無料です。
口座開設の流れは以下の通りになります。
開設される方は岡三オンライン証券の公式ページから、さっそく開設申し込みを始めてみて下さいね。
口座開設申し込みをされる方は、岡三オンライン証券の「公式ページ」にアクセスして、『口座を開設する』ボタンから手続きできます。
次に個人口座の開設画面が表示されるので、『口座開設申込フォーム』ボタンを選択します。
証券総合取引口座を開設すると、日本株現物・投資信託の取引ができるようになります。
その他は商品ごとの取引口座開設が必要ですが、総合口座と同時申し込みすることが可能です。
※ただし、投資経験によって開設できない場合もあります。
メールアドレス登録画面が開くので、岡三オンライン証券で使うアドレスを入力して『メールを送信する』ボタンを選択します。
登録したメールアドレスに届く口座開設申込専用URLをタップして、申し込みフォームから氏名・住所等の基本情報の入力、重要書面等の同意などを進めていきましょう。
入力が完了すると確認書類の提出を行うので、個人番号カード(マイナンバー)または通知カード+免許証(本人確認書類)が必要になります。
なお、書類の提出方法は以下の3つです。
①PC・スマホで画像アップロード
⇒最短即日開設
②提出用台紙を印刷して書類を送付
⇒約1週間後開設
③送付された提出用台紙で書類を返送
⇒約10日後開設
できるだけ早く開設したい方は、手間のかからない画像アップロードがおすすめですね。
書類のアップロード後は最短60分で開設完了のメールが届きます。
内容を確認してから岡三オンライン証券にログインし、詳細情報を入力することで一部の取引ツールが利用できるようになります。
最後に転送不要の簡易書留が後日郵送されてくるので、そこに記載のある「取引パスワード」で取引が可能になります。
岡三オンライン証券の評判・メリット・デメリットまとめ
- 独自の投資情報・Webセミナーの質が高い
- 充実した取引ツールが大きな強み
- 定額プランなら株式手数料が安くてお得
- ロードファンドはキャッシュバックで手数料無料
- IPOは事前入金なしで参加できる
今回は「岡三オンライン証券」の評判・メリット・デメリットをまとめて解説しましたが、非常に魅力ある証券会社と言えます。
提供される投資情報では、最新情報をリアルタイムで確認できるので、気になる内容をいち早くチェックできます。
強みとなっているツールは、初心者から上級者まで取引スタイルに合わせて使いこなすことが可能。
株式投資が初めての方でも簡単に売買できるのが、岡三オンライン証券が誇る取引ツールですね。
株式投資なら「現物+信用」で最大40万円まで手数料無料ですし、少額資金でお得に取引したい方にはおすすめです。
ネット取引の経験がない方は、この機会に岡三オンライン証券を口座開設して始めてみて下さい!
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