つみたてNISA

積立NISAと一般NISAの違いは?併用はできる?2つのNISAを徹底比較!

積立NISAと一般NISAの違い

フリーマン
フリーマン
こんにちは、お金を日々運用して育成を進めているフリーマンです。

投資による節税対策ができる積立NISA(つみたてNISA)は、2018年から始まったばかりの新制度です。

もともと一般NISAが利用できる状態だったので、NISAによる投資の選択肢が増えた形になりますね。

NISAのことをよく知らない方は、「積立NISAと一般NISAって何がどう違うの?」と混乱してしまうかもしれません。

ぱんけろん
ぱんけろん
ぼくも疑問に思っていたから違いが知りたい!

積立NISAは一般NISAよりも投資枠が少ない面がありますが、非課税期間が非常に長いことが特徴になっています。

そこで今回は、新制度の積立NISAとこれまでの一般NISAにある共通点や、それぞれのNISAの違いについて詳しく解説していきます。

積立NISAと一般NISAに共通していること

積立NISAと一般NISAの共通点

フリーマン
フリーマン
まずはNISAそれぞれの共通点を見ておこう!
  • 投資額の下限は特に決められていない
  • 投資による利益には税金がかからない
  • 投資信託による運用がメインになる
  • 資産の引き出しはいつでもできる

積立NISAも一般NISAも年間投資額の上限はありますが、最低投資額は特に決められていないので、証券会社によっては100円からでも始めることができます。

そしてNISAで投資をする一番大きなメリットとしては、普通なら運用益に対してかかる20.315%(所得税+住民税)が非課税になることですね。

フリーマン
フリーマン
NISAなら利益が全て受け取れるってことだね。

投資対象は元本保証のない投資信託なので、利益が必ず出るとは限りませんが運用が上手くいっているときは節税メリットがあります。

せっかく利益が得られたのに約20%も税金で持っていかれたら、素直に喜べない気持ちになる方は多いかもしれません。

その点、NISAならそんな気持ちになることもなく全額利益を受け取れます。

運用中の資産はいつでも口座から引き出すことが可能なので安心できますね。

積立NISAと一般NISAの併用は可能?

積立NISAと一般NISAの併用はできる?

ぱんけろん
ぱんけろん
積立NISAも一般NISAも両方使いたい!

このように2つあるNISAを併用して、投資を進めていきたいと考える方も中にはいるかもしれませんね。

ですが残念なことに、積立NISAなのか一般NISAなのかを選ばないといけません。

フリーマン
フリーマン
NISA口座は1人1口座までだから併用できないんだ。

ただし、1年単位でそれぞれのNISAに切り替えることは可能です。

例えばすでに一般NISAで投資している場合、次年度に口座を積立NISAへ切り替えるなら以下のような選択肢があります。

  1. 運用資産を一旦売却する
  2. 一般NISAの資産を特定口座に移す
  3. 現状資産を保有したままにする

一般NISAで投資中の資産が非課税期間内であれば、積立NISAに切り替えてもそのまま保有し続けることができます。

もし積立NISAを1年間試して合わなければ、翌年は一般NISAに戻すこともできるということですね。

とはいえ、切り替えには手間のかかる手続きが必要だったり、管理するのも大変になるのでその辺は注意しておきましょう。

積立NISAと一般NISAの違いは?

フリーマン
フリーマン
ここからは2つのNISAの違いを詳しく紹介するよ!

違い①:年間投資枠の金額

NISAの年間投資額の違い

フリーマン
フリーマン
年間に投資できる金額に違いがあるよ。
年間投資枠
一般NISA120万円
積立NISA40万円

一般NISAでは、年間120万円までの投資に対して発生した利益を非課税にすることができます。

月計算だと10万円まで投資に回せますが、ある程度収入に余裕がある方でないと投資枠を持て余すことになりますね。

 

対して積立NISAでは年間40万円までが非課税対象となるので、月計算で約33,000円を積み立てていくことができます。

年間の非課税投資枠は4分の1になりますが、これなら満額投資に回しても日々の生活に無理な負担をかけずに運用できますね。

違い②:非課税期間の長さ

NISAの非課税期間の違い

フリーマン
フリーマン
運用益を非課税にできる期間が違うよ。
非課税期間
一般NISA最長5年
積立NISA最長20年

一般NISAの場合は投資による利益を非課税にできるのは5年間なので、先程の年間投資枠120万円を5年は運用することができます。

「120万円×5年=600万円」の投資で得た利益は、税金を支払うことなく受け取れるということですね。

一般NISAは期間が短い代わりに投資枠が大きいので、短期的なリターンを狙う資産運用向きと言えます。

 

対して積立NISAは4倍の20年間にわたって非課税にできるので、「40万円×20年=800万円」分に対する利益を税金なしにできます。

積立NISAは投資枠が小さい代わりに期間が非常に長いので、長期的なリターンを狙う資産運用向きと言えますね。

違い③:ロールオーバーの可否

NISAのロールオーバーの可否

フリーマン
フリーマン
ロールオーバーができるのは一般NISAだけ!
ロールオーバー
一般NISA
積立NISA×
ぱんけろん
ぱんけろん
ろーるおーばーって何??

ロールオーバーとは非課税期間が終了した場合、NISA口座で保有している投資商品を翌年の非課税投資枠に移行すること。

例えば一般NISAの非課税期間である5年を経過した場合、そこからロールオーバーすることでさらに5年間延長することが可能です。

この仕組みを利用することで、一般NISAでも最大10年間は非課税にすることができます。

対して積立NISAでは現状このロールオーバーが利用できないので、20年間の非課税期間を終了した時点で課税口座へ資産が払い出される流れになりますね。

違い④:投資可能期間

投資可能期間の違い

フリーマン
フリーマン
投資可能期間もそれぞれ違いがあるよ。
投資可能期間
一般NISA2014年~2023年
積立NISA2018年~2037年

一般NISAの場合は2014年~2023年と10年間になっていますが、投資商品を保有し続けることができるのは最長5年です。

例えば、2014年の投資枠で購入した投資商品であれば、非課税期間は2018年12月末日までで満期になりますね。

2015年の投資枠なら2019年、2016年の投資枠なら2020年という流れになります。

 

そして一般NISAはロールオーバーができるので、5年間の満期を迎えた投資商品に関しては2023年まで再投資を続けることができます。

ただし、今から一般NISAに投資する場合は投資可能期間が2023年までなので、ロールオーバーの効果はあまり得られないですね。

 

その点、積立NISAの場合は始まったばかりの制度なので、2037年までは新規投資を行うことが可能になっています。

投資商品の保有期間も最長20年ですから、長期的にじっくり運用利益を増やしていくことができますね。

違い⑤:投資商品の取り扱い

投資商品の種類

フリーマン
フリーマン
投資できる商品に大きな違いがあるよ。
投資対象
一般NISA株式・ETFなど
積立NISA積立向き投資信託

一般NISAであれば、利用する金融機関が取り扱っている株式やETFなど、基本的な投資信託には制限なく非課税で運用することができます。

それに対して積立NISAでは、金融庁が定めた厳しい基準をクリアした投資信託のみが非課税対象になっています。

ここは2つのNISAで運用を進める上で大きな違いと言えますね。

 

リスクが少し高い反面ハイリターンに期待できる株式への投資や、幅広く投資商品を選びたい方は一般NISAでの運用が向いています。

「長期」「積立」「分散」に優れた投資商品で手数料も安く、できるだけコストやリスクを抑えた運用がしたい方は積立NISAが向いています。

ここは利用者の投資スタイルによって分かれる部分ですが、投資初心者なら少額でコツコツ積立投資ができる積立NISAの方がおすすめですね。

積立NISAと一般NISAの比較表

フリーマン
フリーマン
2つのNISAの違いをわかりやすく比較してみたよ!

それぞれのNISAを比較すると、

一般NISA積立NISA
利用対象20歳以上(日本在住)
年間投資枠120万円40万円
非課税期間5年20年
ロールオーバー×
投資可能期間~2023年~2037年
非課税総額(最大)600万円800万円
投資対象株式・ETFなど積立向き投資信託
最低投資額100円~(金融機関による)
引出制限なし
NISA併用×
NISA切替1年単位で可能

年間どれくらいの金額を投資できるのか、投資期間は短期的または長期的のどちらで考えているのか、リターンを求めるのかリスクを抑えたいのかなど人によって色々ですよね。

これから投資で目指す方向性次第で利用するNISAも変わってくるので、どちらが優れているとは一概に言えません。

どんな投資を行っていきたいかをよく考えた上で、一般NISAなのか積立NISAなのかを選ぶのがいいかと思います。

NISAにおすすめの証券会社はどこ?

NISAにおすすめの証券会社

ぱんけろん
ぱんけろん
NISAを始めるならどこがいいの?
フリーマン
フリーマン
おすすめできる証券会社は以下の3つになるね!
  • SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券

なぜこの3社なのかというと、「大手の信頼と実績」「100種類以上の豊富な投資信託」「最低100円から投資可能」と初心者でも安心して利用できます。

投資で貯まっていくポイント制度や、お得なキャンペーンなども頻繁に開催されているので、今からNISAを始めるならおすすめできる証券会社です。

もし気になる証券会社があれば一度詳細を確認されてみて下さいね。

\SBIポイントが貯まる/

SBI証券

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マネックス証券

NISAと併用するならiDeCo(イデコ)もあり!

NISAとiDeCoの併用

フリーマン
フリーマン
iDeCoのデメリットをNISAが補ってくれる!

積立NISAと一般NISAを併用することはできませんが、個人型確定拠出年金のiDeCo(イデコ)と併用することで節税効果をさらに高めることができます。

iDeCoは老後資金を作ることを目的とした私的年金制度で、積み立てた掛け金の全額所得控除や運用益の非課税など節税効果で言えばNISAを凌駕していますね。

 

ですがあくまでもiDeCoの目的は老後資金なので、投資した資産は60歳になるまで引き出せない特徴を持っています。

iDeCo最大のデメリットはこの引き出し制限になりますが、NISAならいつでも引き出せるので上手く併用することでデメリットを補うことが可能なんです!

 

「iDeCo×NISA」で将来的な資産を作りながら、いざとなれば資産を受け取ることもできる為、この組み合わせはとてもおすすめですね。

iDeCoは5,000円からの少額積立もできるので、貯金があまりできない方でも始めやすいかと思います。

iDeCoの詳細が知りたいという方は以下の記事を参考にしてみて下さい。

iDeCo(イデコ)のメリット・デメリットとは?
iDeCo(イデコ)のメリット・デメリットを初心者向けにわかりやすく解説 国民年金とは別に老後資産を貯蓄していくことができる方法として、「iDeCo(イデコ)」という個人型確定拠出年金が利用できる制...

積立NISAと一般NISAの違いまとめ

ぱんけろん
ぱんけろん
つみたてNISAと一般NISAの違いがよくわかった!
フリーマン
フリーマン
自分の投資スタイルに合わせてNISAを選ぼう。

積立NISAと一般NISAは似ているようで実は違った特徴をそれぞれ持っています。

運用益が非課税になる節税メリットはどちらも同じですが、1年間に投資できる上限金額や非課税にできる期間など異なる点はたくさんありますね。

 

特に積立NISAはスタートしてまだ間もない新制度なので、これから長期的かつ低リスクな投資を行っていくことも可能です。

資産の引き出しがいつでもできることで自由度も非常に高いですし、100円からの少額投資ができるのも手軽で嬉しいですよね。

投資できる期間も決まっている以上は早めに始めた方が効果も大きくなるので、さっそく節税できるNISAで資産運用を始めていきましょう!

▼積立NISAをもっと深く理解しよう▼

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