PancakeSwap(パンケーキスワップ)での投資を検討されていませんか?
私は2021年1月後半からBSCのDeFiに本格的に参入して、毎日CAKEを収穫する楽しさを実感していますw
もちろんリスクはありますが、これを体験するとPancakeSwapの虜になってしまう人は多そうですね。
今回は、CAKE収穫におすすめな仮想通貨ペアを、リスク別にわかりやすく解説していきます。
PancakeSwapを始めてみたいけど、どの通貨ペアで運用したらいいかわからない・・・という方は参考にして頂ければと思います!
【DeFi】PancakeSwap(パンケーキスワップ)とは?
PancakeSwapについて、イマイチ何なのか理解できていない・・・という方向けに簡単に説明しておきますね。
海外取引所のBinanceが提供しているBSC(バイナンススマートチェーン)があるんですが、そこで動いているDEX(分散型取引所)がPancakeSwapです。
管理者なしでユーザー間取引ができる仮想通貨取引所という認識でOKです。
不特定多数の投資家が流動性を供給して、その通貨が利用されると手数料報酬がもらえる仕組みになっています。
また、流動性供給の証明として受け取る「LPトークン」を仮想通貨ペアのプールに預けることで、取引所トークン「CAKE」がもらえます。
要するに、PancakeSwapに流動性を供給すると、手数料報酬&CAKEが受け取れるイメージですね。
CAKEは「Exchange」で別通貨にいつでも交換できます。
ちなみに、Binanceでも取引できますよ。
【DeFi】PancakeSwapで運用できる仮想通貨ペア
PancakeSwapでは、主要な通貨だけでなく新興の通貨も多く取り扱っています。
2021年2月19日時点で、預けられる通貨ペアのプール数は60種類以上。
仮想通貨に詳しくない方だと、聞いたことのない通貨もたくさん並んでいます。
いやー種類が多すぎて、これは普通に迷いますよねw
基本的には、BNB(バイナンスコイン)とのペア、またはステーブルコイン同士で預ける感じです。
【DeFi】PancakeSwapおすすめ通貨ペアを解説する前に【リスク理解】
まずはリスクを必ず理解しておきましょう。
前提として、PancakeSwap自体のリスク(ハッキング・システムバグ等)があります。
それに加えて、仮想通貨ペアの流動性供給を行う上で、以下のようなリスクもあります。
- 仮想通貨の価値が下がるリスク
- 変動損失が起こるリスク
それぞれ解説していきます。
仮想通貨の価値が下がるリスク
これは説明するまでもないかもしれませんが、仮想通貨を預けているうちに価格が暴落して価値が目減りする可能性があります。
せっかくPancakeSwapで流動性供給による報酬をもらっても、通貨の価値が下がったら結局プラスマイナスゼロです。
もし大暴落したらと考えると・・・言葉もでませんね。
なので、通貨ペアを預けるときは「伸びしろのある通貨」や、「価格が安定している通貨」を選ぶのが基本になります。
流動性を供給する場合は、価値が下がりにくい仮想通貨ペアを選択しよう。
変動損失が起こるリスク
もう1つがこの「変動損失」というリスクになります。
IL(impermanent loss)リスクと言われるものですが、預けたときより価格の変動幅が大きいほど損失幅も大きくなります。
価格変動による損失割合の目安は以下のとおり。
- 1.25倍の価格変動 = 0.6%の損失
- 1.50倍の価格変動 = 2.0%の損失
- 1.75倍の価格変動 = 3.8%の損失
- 2倍の価格変動 = 5.7%の損失
- 3倍の価格変動 = 13.4%の損失
- 4倍の価格変動 = 20.0%の損失
- 5倍の価格変動 = 25.5%の損失
預ける2種類の通貨がどちらも大きく変動するような通貨だった場合は、それだけILリスクが高くなるイメージですね。
価格が高騰すれば資産価値が上がるのでいいですが、暴落すると資産が目減りする&変動損失も発生するので、通貨ペア選びは慎重に行ってください。
なかなか理解が難しい部分ですが、これを知っておかないとあとで後悔することになるので、必ず理解しておきましょう。
【DeFi】PancakeSwapのおすすめ通貨ペア【リスク別】
リスクを理解した上で、PancakeSwapのおすすめ通貨ペアを解説していきます。
【ハイリスク・ハイリターン】
- CAKE-BNB
【ミドルリスク・ミドルリターン】
- BUSD-BNB
- USDT-BNB
【ローリスク・ローリターン】
- VAI-BUSD
- BETH-ETH
- BTCB-BNB
ハイリスク・ハイリターンの通貨ペア
リターンを追求するなら、「CAKE-BNB」ペアがおすすめですね。
PancakeSwapのCAKEトークンは2021年2月19日時点で約10ドルで、取引所の需要増加で急激に伸びてきています。
今のDeFiバブルが続くなら、20ドル以上も期待できそうなので、まだまだ上昇余地はありそうですね。
また、ETH系のDeFiが手数料高騰でBSCの需要が高まっているため、BNBも右肩上がりに上昇しています。
BNBは個人的にかなり期待している通貨でもあります。
CAKEは価格変動が激しいのでリスクは高いですが、リターン重視で攻めた運用をしたい!という方は、CAKE-BNBペアを検討しましょう。
ミドルリスク・ミドルリターンの通貨ペア
ある程度リスクを抑えたい方におすすめなのが、「BUSD-BNB」「USDT-BNB」ペアになります。
BUSDとUSDTは、米ドルに連動した動きをするよう設計されたステーブルコインです。
価格変動リスクはBNBに限定されるので、リターンに期待できつつ、ミドルリスクで運用できます。
また、「BUSD-BNB」「USDT-BNB」ペアは手数料報酬が魅力でもありますね。
年利が普通に90%以上だったりします。ヤバすぎますねw
ここは結構変動しますが、これだけ高利回りだと変動損失以上の利益に期待できるので、個人的にはこのあたりのペアがおすすめです。
手数料報酬は以下のサイトでチェックできるので、気になる通貨ペアの「1y Fees」を確認されてみてください。
ローリスク・ローリターンの通貨ペア
リスク重視で運用する方は、「VAI-BUSD」等のステーブルコイン同士の通貨ペアがおすすめです。
ステーブルコインは価格変動が比較的安定しているため、変動損失を気にせず運用できるところが利点ですね。
BETHはETHを100%担保にした代替トークンなので、「BETH-ETH」ペアは実質的にETHのみで運用しているイメージになります。
また、BTCBはBTCを100%担保にした代替トークンで、BTCはデジタルゴールド的存在として認知されてきています。
そのため、BTCは仮想通貨の中でも群を抜いて、価格上昇の余地がまだまだあると思っています。
以上を考慮して「BTCB-BNB」ペアは、個人的にローリスクの部類に入るかな、という評価にしました。
米ドルに連動するステーブルコインはいくつかありますが、それぞれ発行元が異なります。
- VAI (Venus Protocolの通貨)
- USDT (Tetherの通貨)
- USDC (Circle・Coinbaseの通貨)
- BUSD (Binance・Paxosの通貨)
- DAI (MakerDAOの通貨)
この発行元に依存する側面もあるため、運用するときは信頼できるステーブルコインを選ぶのがいいかと思います。
【DeFi】PancakeSwapでステーブルコインを運用するなら
おすすめ通貨ペアでご紹介した「VAI」「BUSD」「USDT」は、日本の仮想通貨取引所では扱っていません。
ステーブルコインを入手する方法は主に以下の2通り。
- Binanceで購入する
- PancakeSwapで交換する
どちらの方法も、保有している通貨(BTC・ETH等)を使って手に入れる流れになります。
ですが、保有中の通貨は使いたくない・・・という方もいますよね。
私もBTCやETHは基本的に「長期保有」なので、交換用に購入した通貨をBinanceに送金してBUSD等に交換、というように新たな資金が必要になります。
そこで今、活用しているのがVenus Protocol(ヴィーナスプロトコル)というマネーマーケットです。
PancakeSwapと同様にBSCのDeFiなんですが、通貨を担保として預けることでステーブルコインやその他の通貨を借り入れることができます。
そもそもVAIはVenus Protocolの独自コインで、2021年2月19日時点では無利息で借り入れできるので便利ですね。
私も実際にステーブルコインを借り入れしています。
Venus ProtocolとPancakeSwapの両刀使いで運用中なんですが、どちらからも利息収入がもらえるので今のところは悪くないですね。
もし興味がある方は、以下の記事で使い方を解説しているので参考にどうぞ。
▽▼▽【BSC DeFi】Venus Protocol(ヴィーナスプロトコル)の始め方・使い方を図解【完全ガイド】

【DeFi】PancakeSwapのおすすめ通貨ペアまとめ
BSC系のDeFiだと、PancakeSwapが断トツで人気が高いので、さっそく運用してみようと考えている方も多いかと思います。
ただ、新興トークンが追加されるペースもかなり早いため、どの通貨ペアがいいのか迷うところでしょう。
適当に年利の高い通貨ペアを選んでしまうと、なかなか見えにくい変動損失で損をする可能性が高いですからね・・・
PancakeSwapで流動性供給する場合は、まずリスクの理解が必須になります。
ここでご紹介した仮想通貨ペアは、個人的に厳選して選んだつもりですが、必ずしも利益が得られるわけではありません。
あくまでも参考程度に留めておいて、ご自身の判断で投資してもいい、と思えた通貨ペアで運用するようにしましょう。
PancakeSwapをこれから始めようと思っている方は、以下の記事も参考にどうぞ。
▽▼▽【BSC DeFi】PancakeSwap(パンケーキスワップ)の始め方・やり方を図解【入門編】
